夏鳥たちも足尾・松木沢で囀り始めました
昨夜は少しばかりの雨が降り、それでも木々たちにとってはいのちを育む恵みの雨でした。シラカンバの若葉は一段と黄緑色を輝かせ、しだれ桜の花も湿り気のあるふっくらとした房のように咲いていました。
猿の鳴き声が聞こえてきたので周囲を見回すと、猿たちがウワミズザクラの若葉を食べ、その顔はとても幸せそうでした。
その横の枝にはノビタキの雄が止まり、メスを呼んでいました。夏鳥たちも足尾・松木沢にやって来ました。間もなく黄緑色のそよ風に運ばれて、夏鳥たちの歌声が聴こえてきます。
今日の作業で植樹祭の会場は大きな石が目立たないようになりました。今日は9時から17時まで民集の杜を開墾しました。重機を使っていたとはいえ、さすがに腕の筋肉が張ってしまいました。
17時過ぎ、作業小屋に戻るとキツネが顔を出してくれました。「早く帰ってくれ!」という顔つきでした。久しぶりのキツネに嬉しくなりました。
「どくだみ荘」帰ると、近所の塚原さんから夕食のおかずが届きました。直後には、沖縄県から宅配便が届きました。森びとインストラクター・梁次さんから写真のような沢山の島ラッキョウと野菜、黒糖と沖縄せんべい等を送ってくれました。島ラッキョウは29日の「中倉山のブナを元気にする“恩送り日”」で食べてほしい、ということでした。塚原さん、梁次さんありがとうございました。
臼沢の森は春祭りの準備に入ったらしく、木々たちはうっすらと頬紅をつけている様でした。本日のボランティアは仁平、高橋でした。(報告 髙橋佳夫)
コメント