目指すところは足尾・松木の“トコロジスト”
昨日は、冬の感謝デーであると同時に足尾・松木村跡地生態観察チームの4回拡大会議でした。生態観察メンバー、大学生、森とも、森びとスタッフ、そして講師の方含め計21名ほどが集まりました。
今回は、栃木県立博物館の林さん、星さんを講師としてお招きして、われわれの活動地である足尾・松木の「自然観察の方法」についてアドバイスいただきました。午前中は、12年前より植樹している臼沢の森、そして新松木の杜を観察しました。いつもみなれている森に対して我々と違った視点で、色々なアドバイスをいただきました。
臼沢の森では12年間で大きくなった木々が登り口に生え、登っていくにつれて木々は小さくなり、最頂では草地の中に幼木が生えています。それはちょうどタイムスリップしているようで、最頂の眺めはとても感動的だ、と林さん。また、星さんからは植栽した苗の調査は勿論、自然に生えた草木についても記録しておくことが大切だ、とアドバイスをしていただきました。
お昼は、スタッフが用意してくれた千葉県鴨川産の「さんまの丸干し」、地元の新玉ねぎのサラダ、そして味噌汁などをいただきました。
午後は、対話形式で話をしました。観察で大切なのは、目的を明確にしておくことが大切、活動は歌を唄ったり、絵を描くなど、楽しいということがないと長続きしない、とアドバイスしてくれました。さらに、その地域の幅広い分野の専門家としての「トコロジスト」を目指すのもいいのではとアドバイスいただきました。
林さん、星さん、適切なアドバイスをいただきありがとうございました。また、ぜひ、足尾・松木に来てください。(報告 事務局員・宮原哲也)
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