暖冬の影響?で落葉広葉樹が悲鳴をあげていました
前回、ブログで松村(宗)スタッフが嘆いていた天気が、昨日も続いていました。足尾の山々の稜線をくっきりと映し出す、抜けるような青空です。空気は乾燥し、苗床のポット苗の土は砂漠のようになっています。
通常、苗床の散水は太くて大量の水が撒けるホースを使用するのですが、冬期はホースの凍結破損を防ぐために使用停止しています。そのため、肉厚で細いホースが散水の命綱となります。その命綱から大量の漏水が発生していました。チェックしてみると「みちくさ」脇のジョイント部(鋳物製)に20ミリの亀裂が入っていました。どうしてそうなったのか、原因ははっきりしませんが、部品交換は小川スタッフがてきぱきとやってくれま した。
送水試験をしたところ、水がでません。貯水槽は満杯です。途中のホースはどこも異常ありません。色々と話し合っているうちに、全ての箇所で排水していたのでホースには空気が残っていました。その空気を水の力で押し出す時間を待てなかったのでした。自然の法則を身を持って体験出来ました。
撒水可能となったので、早速、上の苗床のコナラ、ミズナラ、クヌギ、クリ等に散水しました。これで「異常乾燥注意報」も一時的に解除できました。
昨日は、斎賀事務長、水落事務局次長が激励に来てくれました。二人は、足尾地区でお世話になっている皆様に新年の挨拶をしてきた、ということでした。
いつもなら夕方に顔を見せる鹿が明るいうちに「森びと広場」に登場してきました。あまりに早い時間の登場に驚きながら、鹿たちとの知恵比べがいよいよ始まるか、思わずにはいられませんでした。(スタッフ・橋倉喜一)
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