山梨県立美術館でいのちの森づくり・一粒のどんぐりからはじまる
昨日は、山梨県立美術館・文学館・芸術の森公園主催のイベント「いのちの森づくり1粒のドングリから~」 にサポーターとして参加してきました。美術館では、JR東労組の取り組みであるどんぐりから苗木を育て南相馬市の森の防潮堤に苗木を提供するプロジェクトに賛同し、美術館内の広大な敷地になる樹々のどんぐりから役立てできないかというイベントでありました。
集ったのはこども連れの家族を中心に92人でした。初めてのイベントは、まず、指定管理者に指定されている「(株)SPSやまなしが企画」・支配人の挨拶がありました。支配人は、「このようなイベントは初めてで、ぜひ楽しんでもらいたい」、JR東労組東京地本の研修部長・鳩貝さんからは苗木プロジェクトの話し、当委員会事務局員・宮原からは、スライドを使った森びとプロジェクトの紹介とちょっとした森の勉強をさせていただきました。
その後、本イベントに協力いるクリエイティブルームの猪俣さんからドングリ拾いの説明を受け、参加者は、館内のシラカシの森へ移動、
ビニールコップにドングリを集めました。子供たちは夢中になり、あっという間にコップ一杯になりました。
拾い集めたドングリは、森びと事務局員・塚﨑によるドングリの苗づくりのレクチャー後、拾ったどんぐりを水に浸し、浮いたドングリを取り除き、残ったドングリをポット苗蒔きました。計500個以上のポット苗をつくりました。参加者は苗木を持ち帰り、家庭で育てることとなっていまました。来年、美術館より参加者に連絡をし、その苗木の育ち具合を話し合うそうです。
今回のイベントは初めてでしたが、天気にも恵まれ、子供たちも元気いっぱいで、事故やけがもなく無事終了しました。持ち帰った苗木が、来年春にドングリから芽が出ることで、人間の命を育む木々のいのちの誕生を実感してほしいと思っています。そして、その苗を大きく育て、森の一員になれる苗木に育つことを楽しみにしています。来年、また山梨の森でお会いできることを願って帰路につきました。(事務局員 宮原 哲也)
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