自然の力と人間の力を信じて、いのちを未来へつなげる暮らしへ舵をきる
国会前のイチョウの葉も少し黄色く輝いていた昨日、平日にも関わらず憲政記念館には350名が集ってくれました。皆さんは、このままの暮らしを続けて良いのか、未来の命を育む安定した地球自然環境につなげていくためにはどんな暮らしをすればよいのか、ということを考える「ストップ!地球温暖化 森と生きる暮らしを考えるフォーラム」をつくってくれました。
フォーラムは、主催者の一団体である公益財団法人 瓦礫を活かす長城プロジェクト理事長の挨拶を同事務局長・新川眞さんが代読、
来賓あいさつには林野庁長官・今井敏さんからの挨拶を林野庁国有林野部長・川端省三さんが代読してくれました。その後、丸川環境大臣から寄せられた祝電メッセージが紹介されました。
続いて、基調講演がはじまり、安田喜憲さん(ふじのくに地球環境史ミュージアム館長)からは、新たなライフスタイルの構築には、縄文人の文化を振り返り、稲作漁撈文明へ舵をきることが大切だ、という提案がありました。
続いて、地球温暖化防止のために国際的に活動している認定NPO法人気候ネットワーク理事長・浅岡美恵さんから、地球温暖化の進行がもたらす暮らしや社会への影響について報告を受けました。
休憩後、緊急に友情出演してくれたマリンバ奏者・奥平哲也さんからは、木(森)と人間のつながりの素晴らしさを奏でてくれました。
15時からは、ゲストの作家・クレヨンハウス主宰である落合恵子さん、浅岡美恵さん、安田喜憲さんそして岸井成格理事長によるシンポジウムが始まり、地球温暖化にブレーキをかけていくための暮らし方を話し合っていただきました(概要は後日報告)。
その後、「フォーラム宣言」が森びとプロジェクト事務局長・小林敬から提案、満場一致採択されました。なお、この宣言は英文に訳し、30日からパリで開催されるCOP21に集う世界の市民に届けることにしています。
会場では、公益社団法人国土緑化推進機構の「地球温暖化をふせごう募金」を呼びかけ、2万円を超える浄財が集まりましたので、同機構へ送金します。閉会あいさつは、森びとプロジェクト委員会理事・稲葉卓夫が行い、未来のいのちを育む森と生きる暮らしを考えるフォーラムの幕を閉じました。
フォーラムの司会を務めてくれました木村さん、集ってくれた皆さん、そしてフォーラムの準備と運営をしてくれました事務局の皆さんに心から感謝いたします。(理事 髙橋佳夫)
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