市民の力で地球温暖化をストップさせよう!
安倍総理がCOP21へ出席するという報道があった。地球温暖化防止推進をリードしてほしい。しかし、日本政府が世界各国に示した二酸化炭素削減目標は世界からの笑いものになっている。
削減目標が2030年までに2013年度比で26%削減というしろものだから。2013年度は排出量が最も多かった年。1990年度比では18%削減となり、排出国の多いアメリカ、中国、インド、ロシア等の削減目標に及ばない。このような中での安倍首相のCOP21出席は何を戦略にしているのか。まさか、そのひとつに原発輸出の推進が含まれているのでは困る。
世界各国で荒れ狂う自然の猛威。その原因は人間の暮らし方による地球温暖化と言われている。これ以上、温暖化が進めば農漁業等に被害が拡大し、それによって食糧不足、価格高騰などで暮らしを直撃、世界各国の政治問題へ発展する。
世界各国の首脳は温暖化防止に関して総論賛成、各論は各国任せである。国民の命よりも経済が優先している。
世紀末には生存が「不安定な時代を迎える」と言われている。政治家や企業家だけの批判をしているだけでは温暖化は防げない。森(自然)に生かされている一員としての義務は、未来のいのちを育む森と生きる進路へ舵をきり、この進路へ政治家や企業家も共に歩む社会をつくらなければならない。
「自然の力と人間の力」を信じて、そのスタートを切りたい。11月6日、「ストップ!地球温暖化 森と生きる暮らしを考えるフォーラム」で多くの皆様と話し合いたい。申し込みはホームページを参照。(理事・髙橋佳夫)
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