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2015年10月の28件の記事

2015年10月10日 (土)

松木沢渓谷も秋色が見ごろになってきました

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 テレビで日光の紅葉が見ごろだ、というニュースが流れている三連休の初日。朝8時の気温は15度、薄曇りの松木沢渓谷入口。今日は、松木沢渓谷の丹平治沢散策のために舎人は柳澤が留守番しました。

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 私が到着する前には、足尾グランドキャニオンへ向かった男子二人、その後に親子が渓谷への散策に出かけていきました。

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 午後には、美男美女の3人が訪れてくれました。その一人からは、「美味しいコーヒーありがとうございました。元気づけられてかなり奥まで行くことができました。河原でランチをしながら、大変な仕事をされているのだなあー、と三人で話し合いました。皆様のお蔭で、素晴らしい風景、自然美を味わうことができました。感激しました。これからも長い年月をかけてのお仕事大変かと思いますが、頑張って下さい。楽しませていただきありがとうございました」と、森ともの声がノートに記されていました。

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 宇都宮市の美男美女の皆さん、再会できることを楽しみにしています。(留守番:柳澤肇、今日の放射能線量は0.18μSv/hでした)

 

 

2015年10月 9日 (金)

野木町の元気な皆さんと共に、谷中村民の想いを桑の木に託すことを約束

Pa091600 今日は、風もなく雲ひとつない青空が眩しい足尾・松木沢でした。午前中の前半は、11日の植樹祭道具類をチェックして、用意した物を「民集の杜」へ運びました。

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 10時半頃になると、ダムゲートから歩いてきた元気な「野木町煉瓦窯を愛する会」の皆さんが到着しました。

Pa091589_2 私たちは森びと看板前で自己紹介して、薄っすらと秋色に化粧している臼沢の森を説明し、自然の素晴らしさを感じてもらいました。

Pa091597_2 その後は、2年前に植えた植樹場所に立っていただき、人間が汚染してしまった土壌で生きる植物たちの現状をみていただきました。草との競争、鹿や兎そしてネズミ等との競争に負けずに生き延びてきたコナラ、クヌギの苗木を観て、皆さんは“頑張れよ”と声をかけてくれました。

Pa091591_2 「野木町煉瓦窯を愛する会」は、2010年に設立され、「聴く、視る、知る、記録する、そして正しく歴史を未来に伝承する」をコンセプトに活動しています。渡良瀬遊水池の歴史や自然もコンセプトに沿って活動しています。

Pa091625 今回は、旧松木村の養蚕を支えてきた桑の木を皆さんの記念樹として、この地に植えていくことになりました。お元気な野木町の皆さん、私たちにも元気を届けていただきありがとうございました。

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Pa091615 午後は、済賀東京事務所事務長も手伝いに参加し、植樹祭の苗選別と苗床の整理を行いました。

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Pa091610 苗床は写真のように、コナラ、クヌギ、もみじ等が秋色を輝かせています。

Pa091619 ツネ吉も冬支度(尾が太くなりました)をして、大人の雄らしくなりました。

Pa091616 散水をしているとご覧のように虹ができます。心が和む瞬間です。

Pa092496 帰り道の足尾三川ダムの夕日に輝くススキがとてものどかで美しい景色でした。(理事・高橋佳夫)

 

2015年10月 8日 (木)

足尾・松木沢にも台風23号の風が吹く

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Pa081563 透きとおった秋の青空が爽やかな気分を与えてくれる足尾・松木沢。今日は、昨日と違って北西の風が強い秋晴れでした。

Pa081567 森作業は、明日訪れる野木町の皆さんを迎える準備をしました。野木町の皆さんは、一昨年の6月、松木の杜に40本の植樹をしてくれた方々です。

Pa081566 松木沢を探訪しながら、植樹した苗木を見たいということです。岩が多い松木の杜ですので、草を刈って苗木の生長が分かるようにしました。

Pa081574 午後は、今年植えた「民集の杜」の草取りをしました。午後になると西空に黒い雨雲が現れ、そこから冷たい風と雨粒を運んできました。その風に運ばれて聴こえたのが雄鹿の雌鹿を呼ぶ遠吠えでした。鹿たちは秋から冬へ、いつものように過ごしているようでした。

Pa081569 草を抜いているとカマキリに睨みつかれたり、

Pa081572 夏鳥が巣立った後の巣を見て、今頃は暖かい国でのんびりしているのか、と思ったりします。

それにしても台風23号の中心が北海道付近にあるというのに、その暴風の影響が足尾まで届くとは、超大型の台風ですね。(理事・高橋佳夫)

 

2015年10月 7日 (水)

秋の植樹祭を迎える足尾・松木沢は静かな秋晴れ

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Pa071547 風もなく静かな秋晴れの足尾・松木沢。今日の森作業は11日の植樹祭の準備を行いました。「民集の杜」北側の緩斜面150㎡程の地に、腐葉土や黒土等混合した土を200袋、マルチング用の籾殻を運びました。

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Pa071522 また、植樹祭に参加する皆さんを迎えるために、「民集の杜」の道の草刈りをしました。草を刈って2ケ月経ってしまうとご覧の通り、一面が草に覆われてしまいます。ここを刈ってすっきりした道にしました。

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Pa071549 午後には、マルチング用に刈った草を集め、耕作した土を均しました。

Pa071551 作業をしていると橋倉スタッフの同窓生が作業現場を訪れてくれました。同窓会で植樹ができないかと、現場を見ていました。

Pa071557 三時頃からは、ブナ、クヌギ、桐等の種をトロ箱に蒔きました。この時間になると太陽の陽が中倉山によって遮られるので、写真のような暗くなってしまいます。このようになると身体が冷えてくる感じになります。

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Pa071559 臼沢の森は薄っすらと秋色に薄化粧をしています。苗床のコナラも秋の化粧を始めました。まもなくストーブを焚くシーズンが訪れる足尾・松木沢です。(理事・高橋佳夫)

 

2015年10月 4日 (日)

5年目に入った炭によるナラ枯れ防止の実証調査

Pa030018 私たちは森の恵みに頼って生きていますが、その森を衰退させてはいけないと、5年前から奥山のナラ枯れ現場に炭を撒いてきました。その現場は福島県会津金山町の国有林内の一部。昨日から、その森で炭による樹勢回復実証調査をしてきました。

Pa032374 足尾から121号線で会津に向って行くと、写真のような黄金色の稲穂が秋の美しさの感動を与えてくれました。

Pa031477 現場では、炭を撒いて5年目になった森の土壌汚染分析のための土壌採取、カシナガの穿孔跡の有無、菌根菌と根の関係そして目視による樹勢観察などを調べました。

Pa031482 私たちはナラ枯れの原因は、カシナガ(カシノナガキクイムシ)という虫だけの原因でなく、複合的な要因が積み重なっているのではないかと考え、根の命である土壌に炭を撒いて、土の中の様子を調べてきました。

Pa040026 5年後の調査結果は分析をしてみないと分かりませんが、結果をまとめていくたに各調査委員が意見交換をしてきました。

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Pa031491 現地での調査では、写真のようにテングタケ種のキノコ、ヤマブシタケが発見されるなど、5年前の森の生態と違った様子がありました。

Pa031496_2 委員会では、今後の課題と調査方法に関して意見を出し合い、炭による樹勢回復実証調査を次に継続していくことにしました。委員の皆さん、ありがとうございました。(理事・高橋佳夫)

足尾にも秋の気配が

064本日足尾は、晴天に恵まれて、とてもさわやかな一日でした。臼沢の森も紅葉が少し始まり、緑の中に黄色や赤色が、とてもきれいです。川から吹いてくる風がとてもさわやかで、気持ちが良いです。

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072 上(うえ)の苗床にある苗たちも、黄色や赤色に紅葉し太陽の光が当たると黄金のジュータンのようで神秘的です。

081お昼頃に、5人のハイカーが、散策の帰りにみちくさに寄ってくれました。一人方が「足尾は、静かでとても良いところだと」言っていました。原発事故の話題になり、人が住んでいるところは、除染してくれるが、山とか、住んでいないところは除染していないので、放射線問題は解決していないし、この先何百年かかるか、予想もできない。

084お昼すぎには、太田市から来たご近所のお友達の方が、みちくさに寄ってくれました。前から来たかったが、なかなか来る機会なかったが、今日これてよかったと言われていました。また「松木沢の自然を残したほうがいい」と言われました。 このような活動をしてくる人たちがいることは、とても良いことだと言っていました。

077_2お昼頃に、「ツネ吉」が、顔を見せてくれました。

本日の放射線量  0,164μsv/h     舎人 小川・武田

2015年10月 3日 (土)

異常気象を忘れる終日秋晴れのさわやかな松木渓谷

 日に日に秋を感じる足尾です今日は松木渓谷へ向かう人は見かけませんでした。早朝にウメコバ沢まで入ったというヤング二人(茨城県八千代町在住の野口さん仙波さん)が帰路の途中に立ち寄ってくれました。昼時でスタッフ鎌田氏夫人の手料理に舌鼓を打ちながら栃木の山は崖あり谷ありの魅力があると話が弾みました野口さんは皇海山から庚申山まで縦走された方です

4快晴のジャンダルム奥に見えるのが釡ノごう山?

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ビオトープに山赤ガエルか

2 こちらはビオトープにヤゴ(どんなトンボか)

3

いまだに元気なねじ花

5 茨城県八千代町のヤングです

<舎人 鎌田、松村 今日の線量は0,169μsv/h>

 

2015年10月 2日 (金)

強風と雨が足尾松木沢に秋色を運んできました

Pa021433 秋の衣替えの季節になりました。足尾・森びと広場では15時になると太陽が中倉山に遮られる季節になりました。(上写真:中倉山途中のろうそく岩)

Pa021437 早朝の「どくだみ荘」は風と雨の音がうるさく感じましたが、森作業に出かける頃には青空が顔を見せてくれました。(上写真:臼沢の森)

Pa022361 草紅葉にはまだ早いですが、朝陽に照らされると上の写真のような美しさをみせてくれます。こんな秋色は中々味わえません。

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Pa021452 自然の美しさに感謝しながら、午前中は重機を修理し、11日に予定されている植樹祭会場を耕作しました。

Pa021454 昼頃になると仁平スタッフが手伝いに来てくれました。昼食を摂った後は、南相馬市の「鎮魂復興市民植樹祭」に提供する照葉樹林の苗木が越冬できるように、ビニールハウス内の対策を施しました。

Pa022367 明日はナラ枯れ防止の炭による樹勢回復実証調査のために会津へ向かうので、その荷物などを車に詰め込み、早めに「どくだみ荘」へ向かいました。

Pa021442 駐車場に着くと、近所の塚原さんが、「お疲れ様、今晩の食べてください」、と美味しそうな煮物をもってきてくれました。塚原さん、いつも心温まる手料理をありがとうございます。(理事・高橋佳夫)

 

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