地域の人々が寄り添う森づくりを描く山形県ファンクラブ
来年で5年目を迎える山形県ファンクラブの森づくり。そのための学習会に筆者は参加してきました。
新庄市内にある苗床には、シロダモ、ヒサカキ、ヤブツバキ、ケヤキ等が元気な姿を見せていました。この苗木は、南相馬市が実施している「鎮魂復興市民植樹祭」用の苗木です。冬の厳しい場所での苗づくりに挑戦していました。
また、市内から車で40分程の戸沢村での森づくり会場では、3年前から植えてきたコナラ、ミズナラ、ブナ、クリ等が3㍍も積もる雪に耐えながら生きていました。
現地では、学習会で学んだことを基本にした森づくりを設計することにしました。この森は近くにある廃校になってしまった小学校と森とのかかわり、地域の人々と森とのかかわりを地主の廣際院住職から聞いたことを設計の基本的なコンセプトにすることにしました。
3年前の森は地表を一面篠竹が覆っていましたが、篠竹を刈って木を植えてみると、キノコや多くの実生が生えてきました。
約5㌶の森は、未来を生きる地域の方々がこの森に寄り添って暮らしていけるように作っていきたいと願っています、とファンクラブの皆さんが語っていました。来月からその設計に挑戦するファンクラブの皆さんの顔がとても素敵でした。(理事 髙橋佳夫)
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