これ以上、地球を温めないために暮らしを変えて、木を植えよう
東京事務所付近の木々の葉は黄緑色を輝かせています。
アメリカハナミズキの花も満開です。盛岡市では9日間も早く桜が満開になったと報道されました。
首都圏などでは終日、何十万台の車の往来がありますが、公園、街路樹や家庭の木々たちが働いてくれないと人間は生きていけません。
そのような観点から新緑を観ると、今までと違った葉の輝きを感じるのではないでしょうか。自家用車1台が排出する1年分の二酸化炭素を吸収する木は160本(林野庁調べ)位と言われています。
ところで日本の研究者(東北大、国立環境研究所等)によると、「省エネと再生可能エネルギーの導入をすすめれば、2030年に1990年比40%~60%の削減が可能」とする試算(先月23日)を発表しました。また、現在の再生エネの導入が進めば、新規雇用も生まれ、電力価格も下がるとしています。
他方、電力会社は売電の自由化をにらんで、石炭を燃やした火力発電を拡大し二酸化炭素排出を増やそうとしています。
一方、政府はCOP21へ向けた二酸化炭素削減目標を検討していますが、1990年度比でなく2011年度比で削減目標値(20%台)を定めようとしている、と報道されています。世界が1990年度比で30年度までに30%以上の目標を議論しているというのに、困ったものです。
後1ケ月もすると当委員会は足尾・松木沢で第34回足尾・ふるさとの森づくりを実施します。明日から本格的な植樹会場を整備します。全国の森ともの皆さんをお待ちしています。(理事 高橋佳夫)
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