10年先の暮らしへ根付かす正造魂
一昨日、栃木県宇都宮市在住の正会員・笠倉貞男さんから田中正造さんのメッセージが印刷されている「扇子」が事務所に届けられました。昨年、田中正造没後100年でしたので、その記念品として作られたそうです。笠倉さんありがとうございました。扇子は東京事務所と「みちくさ」へ展示することにします。
ところで、21日に閉会した第9回通常総会で岸井理事長は、“多くの人々は環境問題に危機感を抱き、何ができることはないか、と私たちの活動に参加してくれる方々が多くなっています。これも全国の森ともの皆さんに支えられてきた森びと事業10年間の賜物です。その上、森びとの事業に期待をもってくれている皆さんが増えています。支えてくれた皆さんに感謝申し上げます。
その期待に応えられるように、原発に頼らない森と生きるライフスタイルへ舵をきっていきたい。新たな10年へ踏み出して行こう”という主旨のあいさつをしました。
以前に紹介したように私たちの活動拠点のひとつは旧足尾銅山跡地です。活動の精神のひとつには、松木村民や谷中村民と共に、いのちと暮らしを守るために闘った田中正造さんの魂が貫かれています。その魂を現代に活かすことができればと、私たちは“山と心に木を植える”を合言葉に森づくりをしています。その応援をしてくれたのが扇子を届けてくれた笠倉さんです。
笠倉さんの志を胸に、今日も足尾では第33回足尾・ふるさとの森づくり(5月24日開催)の準備作業をしています。鎌田、橋倉、加賀スタッフの皆さん、ありがとうございます。(理事・高橋佳夫)
コメント