« 2013年5月 | メイン | 2013年7月 »

2013年6月の28件の記事

2013年6月 8日 (土)

虫たちの働きに感謝する“みちくさ”を楽しみました

P6084998  今日は半日、舎人たちが“みちくさ”をしました。虫取り網を持って蝶、ミツバチに似たアブ、色鮮やかなカメムシ等を普段目につかない虫たちを探しました。

P6084997  案内をしてくれたのは、NPO法人自然史データバンクアニマnetの代表理事・渡辺秀昭さん、副代表・田中清貴さんでした。

P6085002  講義は、昆虫と草や木々との繋がり、そして人間との深い繋がりについてでした。

P6085005  話の中では虫の生きていくための術

P6085008  虫たちは棲息域を区別し、虫たちのそれぞれの役割を果たしていました

P6085016  松木川河原では水中昆虫でなく河原に生きる虫や動物たちの行動をみることができました

P6085027  河原の付近ではトンボでないキバネツノトンボを目視しました

P6085019  昼食後には、生態調査の基盤を作っておくことの大切さを学びました。渡辺さん、田中さんありがとうございました。

P6085030  本日の訪問者はいませんでした。(舎人:高橋、小井土、本日の線量は0.38μSv/hでした)

2013年6月 7日 (金)

地球規模から足尾の緑を見ると人間の意識が問われる?

P6074958  3日以降天気予報では雨が降らない日が続いていたので、今日は苗床の苗木が弱っているのではないかと思って足尾に入りました。ダムゲートに入ると道は雨で湿り気があるようでした。苗床のタブノキを見ると、とても元気でした。雨が降ってくれたようでした。スタッフ・鎌田さんと2人でホットしました。

P6074909  松木の杜と新松木の杜をチェックしていると、目の前のナツツバキの枝からホオジロが飛び立ったのでよーく見ると、そこにはホオジロが巣を作って卵を温めていました。

P6074915  11時からは、北大准教授・石川守先生とモンゴルから北大に留学しいているダグワドルジ・ラワダマさんをみちくさでお迎えしました。ここでは先生方から地球環境学に関してお話を伺い、私たちからは植樹活動報告と心に木を植える意味を伝えました。

P6074940  遅い昼食後は、鎌田スタッフと苗床の整理をしました。15時判頃になると雷音が響き、有り難い雨を待つことにしました。

P6074961  雷雨の中、みちくさの池で育っているヤマアカガエルの様子を観察すると、

P6074945  アマガエルが池で餌を探しているようでした。

P6074981  さらに周囲を見ると、なんと!ヤマアカガエルが乳離れをしていました。

P6074973  何十匹のカエルが池の草むらで餌を探していました。誰かの助けがあるわけでなく、小さな一匹のカエルが必死になって生きている様子を見ていると、元気をもらえる気がしました。

2013年6月 5日 (水)

森のみどりが「森とも」を待っています。

 6月最初の日曜日です。“みちくさ”のオープン日(土・日・祝日)です。

 ジャンダルムに前泊したロッククライマーの帰りを待ちながら準備をしたのですが、 前泊したロッククライマーの方々は「時間が無いので」と、帰路を急ぎながら歩いて行きました。またの機会にお立ち寄りください。

 朝のうちは晴れていて少し暑いくらいでした。昼頃から太陽もかくれて雲もたれこめて雨が降りそうな感じでしたが、梅雨入りとはいえカラ梅雨で雨が降らず、苗木たちは雨を待ち望んでいるようです。

 ビオトープでは、オタマジャクシに足が出てきました。(以前のブログで紹介)成長ぶりを写真でと構えましたがすばしっこくて写真を撮らしてくれませんでした。

 Dscf7941

茨城の○○さんが「以前にも立ち寄りましたよ~」と言いながら“みちくさ”してくれました。「30年前から、足尾に来ているが、毎年、毎年、緑が多くなっていくのを感じます。」とコーヒーを飲みながら話してくれました。釣りをしてきたとの事、「上流には22~23㎝の魚がいた。すべて、リリースしてきた」と、情報を提供して下さいました。

 夕方近くになって、若い二人連れが松木沢を散策に来ました。帰りに“みちくさ”へ立ち寄ってくれました。お二人は幼馴染で一人の方は松木沢には来たことがあるそうです。今でも付き合っている仲良しのようで、羨ましく思いました。               
Dsc00031  Dsc00033

 夕方“みちくさ”を閉めようという時、突然「ケーン・・ケーン」と鳴き声が聞こえてきました。いつも夕方になると顔を見せる(雉)です。のんびり岩の上から松木沢を一望しています。森とものみなさん~緑が見頃な松木沢においでください

(舎人:武田・仁平  本日の放射線量 0.235γSv/h)

)

 

 

 

 

 

 

2013年6月 4日 (火)

支え合う・助け合う森づくりになりました

Dscf7794  先月の足尾・ふるさとの森づくりに参加した社会福祉法人 希望の家(会田様)から感謝の手紙が届きました。また、スタッフの松村さんから感想の手紙が届きました。

Dsc07144  希望の家からは、「森びとインストラクターの上手な導きで楽しく植樹ができました。車いすのIさんはこれまでも参加してきた中で、初めて植樹ができたと感激していました。施設内でも自信がついたようで明るくなってきました」(手紙の一部分)と、嬉しくなる手紙でした。

P5184484 松村さんからは、「今回ほど充実した植樹を経験したのは初めてでした。・・・それは参加者が協力・共同で丁寧に植えている姿を目の当たりにしたからです。臼沢の苗木は100%根を張ります」(手紙の一部分)、という感想が書かれていました。

Dscf7782 人と人とのコミュニケーションが破壊されつつあるなかで、木を植えながら大切なことが育まれた練りづくりでした。Dscf0858 全ての参加者の皆さん、有り難うございました。

2013年6月 3日 (月)

未来を築く元気な生徒たちと“みちくさ”をしました

P6034885  今日は日光市立三依中学校全生徒の足尾自然観察を応援しました。みちくさを訪れてくれた皆さんは、中学二年生と三年生5名と先生7名でした。11時過ぎに始まった授業は、まず当委員会のスタッフと事務局の自己紹介。

P6034890  その後は、高橋理事から森づくり活動の報告をしました。

 報告では、私たちが森に生かされていることを学びました。特に、私たちは肉眼で見えない菌や微生物などの働きに支えられていることを学びました。

P6034895  1時半程の授業の後は、外に出て昼食。昼食後は足尾・松木沢の自然にふれました。

P6034905  帰る前には、みちくさの前で記念撮影。皆さんとの別れの時は、生徒を代表して女生徒からお礼の言葉を受けました。今日は、生徒の皆さんと大人たちの「みちくさ」を楽しむことができました。三依中学校の皆さん、本日は未来への元気な息吹をいただきありがとうございました。“ケロケーロ”と手を振ってくれた皆さんに心からお礼申し上げます。(報告:仁平スタッフ)

2013年6月 2日 (日)

いのちを繋ぐ自然のエネルギー

P6024874  夕方5時頃、苗床で苗をチェックしていると子ギツネがあいさつに来てくれました。乳離れをして自然界で生きていく場所に、子ギツネは作業小屋付近が気に入った様子でした。とても可愛い顔を見せてくれました。

P6024860  今日は、昨日掘った穴に黒土と腐葉土を運びました。この穴は14日に訪れる野木町・煉瓦窯を愛する会の皆さんが植樹するためのものです。

P6024866  ところで苗床にあるドロ箱にはカシワ、タブノキ、スダジイを蒔きましたが、梅雨の中休みの晴れ間に一気に元気を出したように見えました。

 P6024867 タブノキはビニールハウスで暑さに負けましたが、外に出してあげましたらご覧の通り元気を出しました。スダジイは梅雨の中休みでも中々葉をだしくれませんが、よぉーく見ると芽は乱立しています。後1ヶ月過ぎると一斉に葉を拡げてくれるでしょう。小川スタッフ、連日の作業お疲れ様でした。

2013年6月 1日 (土)

梅雨の晴れ間の足尾・松木沢

 本日の足尾は10時現在、晴れており26℃ありましたが、心地よい風が吹き抜けて心地よい1日でした。

 天気も良かったので、ハイカーや釣り、ロッククライミングを目的に松木沢を訪れる人がみちくさの前を通って行きました。11時頃、若い男女2名が「岩登りの訓練に行きます」と言って、ジャンダルムへ向かって行きました。今日は1泊をして、明日帰るとのことでしたので、「明日寄って下さい」と呼びかけをしました。

 お昼にしようとしたところに、さいたま市からの訪問者が見えられました。松木沢を訪れるのは5回目とのことで、森ともノートには「紅葉の時はずっと奥まで行くと素晴らしいです。今の新緑もまた良いですが、晴れと思ってもなかなか雲一つない快晴に出会わないのが残念です。また来ます」と書いてくれました。写真を撮るのが趣味のようで、話が弾みました。

Dscf0931

 午後にはヘリポートに佐野市のマイクロバスが来ていました。今年は田中正造の没後100年であり、一昨年の東日本大震災以降、足尾鉱毒事件と東京電力福島第一原発事故が似通っていることから、田中正造の思想や生き方がクローズアップされています。そのようなお話もできたらと思っておりますので、是非お越し下さい。
(舎人:星野・白井 本日の放射線量0.236μSv/h)

 

松木の杜に鹿が侵入!アンモニアの臭いがするのか?

Photo 梅雨の中休みは今日も続きました。夏日でなかったので作業がやり易い一日でした。

Photo_2 今日は今月行われる日光市民の植樹用穴を掘りました。そのために松木の杜に入ると腐葉土が食い荒らされていましたので、周囲を点検すると防護柵が弛んでいました。ここから鹿が侵入し、腐葉土を食い荒らした様です。

Photo_3 チェックしていると鹿がネットにからまり死んでいました。午前中は、ネットを新たに張りなおし、腐葉土の整理をしました。

Photo_4  穴掘りは午後になり、

Photo_5  目標の40個の穴を掘りました。

Photo_6  小屋に戻ると小屋の入口左側下にキツネが顔を出していました。小屋の居心地が良いのかもしれません。今日は、小林事務局、加賀スタッフと私の三人で気持ちよい汗をかきました。(小川スタッフ発)

森びと検索

最近のトラックバック