虫も鹿も生きていくために必死ですが、それを支えているのは森でした
春が近づいている感じがした今日でした、と言ってもポカポカした春の陽気ではなく、ここ数日の天気が“温と寒”が一日おきに繰り返しているからです。特に今日は、朝から雪で、午後3時頃になると雨になり、降った雪が解けてしまいました。雨が凍った土を解かして植物の根も動き始めやすくなっているようです。
今日は、臼沢の森に鹿が入り込むので食害防止作業をしました。水分が多く含んだ雪の中での作業でしたが、午前中には終わりました。途中、強風でシートが飛ばされない様に補強しました。
また今日は、クヌギ、コナラの若木の幹が虫に食いちぎられて穴があいている原因を突き止めました。4~5年前から目立っていた幹の根元付近での傷。このことによって若木が倒れていましたので、その部分を割って調べてみました。原因は虫が噛み食って開けた穴であることが判明しました。
「みちくさ」に戻って調べてみると、シロスジカミキリでした。このカミキリは幹の周りに穴を開けて卵を産み付け、孵化した幼虫は3年間もこの幹に住みつき、4年目に成虫になるそうです。このシロスジカミキリに攻撃を受けたクヌギやコナラは多いのですが、幸いにも枯れて倒木する若木は多くはありません。
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