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2012年7月の27件の記事

2012年7月 8日 (日)

森は大地を支える

今日は朝、みちくさに着くときは曇りでしたが、すぐに雨が降り出して、一日中梅雨の雲の中にいるような天気でした。

そのような天気のせいか、今日は来訪者はいませんでした。

でもこうしたしっとりとした一日もいいものです。雨の中、松木の自然を観察しました。

昨日から雨がけっこう降っていることもあり、松木ではどうなっているのか気になるところでした。

川を見に行きました。

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思ったほど増水してないようでした。

でも、この川、昨年の台風の時に川筋が変わって、みちくさへと続く土台の岩に直接川があたるようになっていました。

これからこの岩がどんどん侵食されていくのかと思いました。川の浸食は恐ろしいほどです。

ここ松木は、木がなくなったことにより、雨のたび土砂が流れてしまい木が生えにくい土地になってしまったことはよく知られたことです。われわれが、植樹している臼沢と、何もしていない反対側をみるとそのちがいが一目瞭然です。

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将来、この山も土砂が流され松木沢の奥にある名所ジャンダルムのようになってしまうのでしょうか。

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格好いい岩山もいいですが、岩だけの山なんて、とても寂しいものです。緑もあって、岩もある、それがいちばんいいのだと思います。

帰りに、舎人で一緒の鎌田さんに足尾砂防ダムでとまってもらい、そこから川を見てみました。

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ここで3本の川が合流しますが、真ん中の松木川が濁っているのがよくわかりました。

手前の久蔵川は、治山事業により森がだいぶ蘇っていることもあり、澄んでいます。

森は山の大地を支えるとっても大切な資源であることを改めて思いました。

松木川の濁りがなくなるまで、どれくらいかかるのか・・・とも。

(舎人 鎌田孝男・宮原 哲也 本日の線量:.293μSv/H

2012年7月 7日 (土)

足尾臼沢の森・松木の杜に恵みの雨

 今日は、天気予報どうりに雨が降ったり止んだりの一日

でした。

 ハイカーも天気予報を知り「みちくさ」に寄り道する人も

いず、歩いている人もいませんでした。

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 そこで、去年11月に「みちくさ」で足尾の歴史を教えてい

ただいた山田組の社長のビデオを見て足尾の歴史を再度

勉強しました。足尾の歴史を教えていただき山田組の社長

ありがとうございます。(舎人・岡安、小川:本日の線量0.30μSv/h)

自然と語り合えることの有難さ!

 

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 今日は七夕ですが、足尾・松木沢の夜には天の川を見ることはできないようです。松木沢は朝から雨が降り、昼ごろには大粒の雨が降ってきました。松木の杜をはじめ臼沢の森も草が一気に伸びています。いよいよ草刈りのシーズンです。今週末にはJREUの皆さんたちが草刈りを手伝ってくれます。森を散策していると苗木たちも草刈りを待っているようでした。

 

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 松木の草を刈ると若いビロウドモウズイカが雨に感謝している様子でした。蜂や鳥、そして鹿も雨降る中でのんびりしている様子でした。24時間絶えず様々な情報に追いまくられてストレスが堪っている現代人のストレス解消には、生きものたちがのんびりしている様子を覗いてみるとよいでしょう。不思議なもので自然界には脳細胞をリラックスさせてくれます。

 

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 ところでみちくさ畑担当・松村さんからは、イノシシが入り込みジャガイモを全部食べられた、という話がありました。来月開催する「夏の感謝デー」で食べようとした自然の恵みがイノシシの胃袋に入ってしまいました。自然の恵みを分かち合うことはよいのですが、独り占めは良くないので楽しいイノシシ対策を話し合いました。

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2012年7月 4日 (水)

会津の森・カシナガが動き出すか?!

 

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 会津でも空梅雨が心配だと話していました。「田んぼの水は心配ないが畑の野菜が心配だ」、ということでした。昨夜は小雨が降りましたが、今日は真夏日を感じる日でした。

 

 昨日から今日にかけて福島県大沼郡金山町の国有林の一部で炭による樹勢回復実証実験の調査をしました。この調査は21日に実施する同調査の観察会に向けた準備手でもありました。1回目の調査はすでに6月上旬に実施し、現在は、委員の青木淳一先生(横国大名誉教授)、大森禎子先生(元東邦大学教授)、小川眞先生(大阪工業大学教授)が分析中です。

 

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 2回目の調査は、主にナラ枯れの主因とされているカシナガの穿孔等をチェックしました。A区からG9の調査木の写真を撮り、穿孔跡や樹液等をチェックしました。また、観察会ではお世話になるコクヨ雨林のある区長さん、町役場・産業課の皆さんへご挨拶をしてきました。(役場から見える只見川西側の森は昨年に枯れ、白骨化していました)

 

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 今後は、カシナガが本格的に動き出す時季を迎えますので、調査は毎月実施していきます。調査の中心になっているのが森びと福島県ファンクラブの皆さんです。私たちは、是非ともカシナガが穿孔する誘因・素因の解明を果たしていきたいと願っています。森が衰弱すると生き物の命が縮まり、国土が死んでしまいます。

 

 

 

社会変革の狼煙は酒場から燃え上がる!

 

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 “森とも”からメールが届いた。筆者も参加したいと思っていた集会に参加してきた“森とも”からのメッセージだ。

 

「6月29日、首相官邸前デモに行ってきました。反原発デモのことを、現実的なビジョンがなく感情論で動いてるだけだ、と言う一部の人もいますが、感情ほど大事なものはないのではないでしょうか。

 

原発事故で生活をぶち壊されたままの人たちの行き場のない感情。原発のあるところに住み、原発に依存しなくては生活が成り立たない人たちの不安な感情。その気持ちに共感し、策を講ずるのが政治なのに、311以降もまったく発想の転換ができていない政治家たちに、とにかくNO!を言わないと、という気持ちが多くの人を動かしているのだと思います。

 

今回のデモには、自分と同世代の3040代のごく普通の人が多く参加しているという印象でした。私自身、昨年の明治公園(さようなら原発集会)以来、二回目の参加でした。前回、あれだけの人が集まったことに、何かすごいことが起ころうとしているのではないか?という単純な興奮を覚えました。でもその後の何も変わらない状況に、一体何人集まれば、この声が届くのか? 一体何をすれば政府に危機感を与えられるのか? という諦めも感じました。知識もビジョンも覚悟もないのにデモに行って、帰りにビールを飲んで日常に戻っていっていいのだろうかとも思いました。

 

でも今回、やっぱり行ってよかったと思います。原発をなくすことでおこる(とされる)不利益をこうむる覚悟は原発が無くなってからすればいい。何かおかしいという感情を抑えることはない。安全性が確保できないという理由で、あんなに呆気なく牛レバーは禁止になったのに、どうして原発は大目に見てもらえるのか。誰かがよきに計らってくれる、なるようになる、とはもう思えません。もう傍観者でいるべきじゃない。自戒を込めてそう思いました。」(N子)というメッセージでした。

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感情だけに流されることは危険だが、感情を変革への意識に高めていく体験、経験は絶対的に必要だ。集会に参加してメッセージをくれたN子さんに拍手だ。デモ参加者に遠慮して?集会解散地でマイクを握っていたある政党は大衆の蚊帳の外にいる。この現象が現代日本の政治の姿だ。ドロドロした大衆の中に入れない「政治エリート」なのだ。(OWL) 

 

2012年7月 2日 (月)

空梅雨が心配な北東北?幼木に元気を与えました

Cimg0654  九州地方では連日の大雨で土砂災害が心配されていますが、このままですと北東北の梅雨は空梅雨ではないかと心配しています。動けない苗たちは雨が降らないと可愛そうなので、日当たりの良い場所にある苗に水を掛けてきました。その後、6月9日に植樹した苗たちの様子を見ましたが、植樹した苗木はほとんど枯れていなく、元気に若葉を揺らしていました。この地では今、紫色のルビナスが花を咲かせて盛んに紫色を輝かしていました。08年に試験植樹した苗木も順調に成長しています。

Dscn1691 Dscn1766  空梅雨が心配な中の7月1日、みちのく事務所は県民の森で苗分けを行いました。協力してくれたのはJREUの秋田、盛岡、仙台の組合員と家族の皆さん、そしてスタッフの総勢100名でした。12時から開会式を行い、苗分けは昼食をとってから始めました。

Dscn1774  トチノキやクリは食害対策で金網を使用しましたが、金網を付けなかった苗と比較すると生長の差が歴然と表れました。金網を付けたものは100%被害がありませんでした。苗分けした新しい命は4442ポット(本)でした。苗に元気を与えてくれた皆さんありがとうございました。(仲崎発)

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2012年7月 1日 (日)

松木沢には自然の魅力がいっぱい詰まっている!

 

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 今日から7月です。あっという間に半年が過ぎてしまいました。本日(日曜日)の天気予報が夕方から雨ということもあって、ジャンダルム登頂者が二組ありました。その一組の男女二人が午後、みちくさに寄ってくれました。お二人は茨城県から来て、今年に入って二回目のアタックということ
でした。また、少し前には、松木沢の達人(私たちが通称呼んでいる方)埼玉県川口市のいつもの登山家が寄ってくれました。達人からは、ダムゲート付近で熊と遭遇した緊張シーンの話しと中倉山の山頂に貴重な巨木が生きている話を聞きました。私たちはこの話を聞いて、是非、今夏に中倉山登頂を実施して、その巨木に会ってこないといけない気がしました。同じ時間帯には地元の「足尾まるごと井戸端会議」・山田さんも訪れてくれました。山田さんからは、これからの森づくりの協働の提案と8月の足尾研修の依頼を受けました。15時頃には小雨が降ってきましたので、みちくさに寄ってくれたクライマー二人を車でダムゲートまで送ってあげました。

 

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 午前中は、舎人:小井土さんと昨夜カラマツが熊剥ぎにあった現場を調査しました。また、みちくさ畑に小井土さんが持ってきたユキノシタ、ミズブキ、シソを植えました。昼食までは、二人でこれからのみちくさ運営に関してアイデアを出し合いました。(舎人:小井土、高橋・本日の線量0.33μSv/h)

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