人間の都合でなく現場の木々に合わせる地道な育樹・育苗・・その⑦
台風が去り、関西方面では真夏日であった今日。足尾は少し雨雲が残りましたが天気は曇りでした。スタッフの松村さんは今日、散水用のホースを再チェックし、苗床の苗に水を与えてくれました。気温が上がり、風が吹くとポットの土は乾燥を早めます。足尾のポットはすでに3年を過ぎたのでしっかりした苗木に育ちましたので水分の吸収は勢いが強い感じです。そのために週に2回は散水をしなければなりません。松村さん、エゾハルゼミの合唱を聴きながらの散水お疲れ様でした。
ところで会員のEさんから以下のような森づくり感想が届いていますので紹介します。「今般、初めて植樹活動に参加させて頂きました。足尾銅山跡のことはメディア関連記事で聞いていましたが、実際に足を運んで見ると、公害で壊れた自然を取り戻すにはまだまだ大変な時間が必要であると実感させられました。貴NPO法人の足尾での活動は通算27回目と知り、これまでの関係者各位のご苦労に頭が下がる想いで一杯です。小さいことをコツコツやっていく大切さを、植樹の山に掲げられた沢山の標識を見て痛感致しました。これからも機会があれば参加させて頂く所存ですので、よろしくお願い致します。ただ、還暦間近の自分には急な斜面を両手に苗木を持って登ることが大変しんどかったです。山への植樹は今回が最後と聞いて山を選びましたが、老体には応えました。しかし、植樹の後は、清々しい気持ちになれました。御礼申し上げます」。Eさんありがとうございました。
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