大地が泣いていることに気がついていますか?
今日は、吉川英治賞・文化賞を受賞した宇梶静江さんの祝う会に出席してきました。私たちと宇梶静江さんとのお付き合いは、一昨年の森びとインストラクター実践塾でした。宇梶さんからはアイヌ文化のほんのさわりを話していただきました。その宇梶さんが東日本大震災に遭って一週間後、天から降ってきたということを聞きましたが、それは私たち人間が自然と向き合う姿勢でした。
宇梶さんは、「重たかったか、痛かったか、あなたについてもっと深く気づいて敬って、その重さや痛みを知るすべを持つべきであった。多くの民があなたの重さや痛みとともに波に消えて、そして大地にかえって行った。その痛みに今、私達残された多くの民がしっかりと気づき畏敬の念をもって手をあわす」と色紙に書いていました。これは近日中に曲が付けられ、歌手の熊谷たみ子さんが歌ってCDになるそうです。
宇梶さんは「大地が泣いているの、森が悲鳴をあげているの、自然にそむいては駄目なのよ!」と涙ながらに話してくれました。(写真下:娘さんと孫たちと一緒で嬉しそうな宇梶静江さん)
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