”原始力”を活かして自然と人に優しい生活を
「原始力」を生活に活かそう!これは字の間違いではありません。「原始力に席を譲った原子力」という新聞の見出しです。昨日の毎日新聞(12面)で掲載されていた長崎浩氏(評論家)の記事の見出しでした。
長崎氏は「冷却と計測制御のシステムが働かない以上、原子炉あるいは燃料プールの熱爆発を防ぐには、外部から人力で海水を注入して冷やし続けるしかない。放射能漏れにより悪化した環境で、この作業が今も続けられている。それこそ科学技術の粋を集めたシステムが沈黙して、水をかけて火を消すという人類古来の力に頼らざるをえなくなっている。いってみれば、原子力が原始力に席を譲ったのである。しかもたき火と違って、原子の火は水をかけても長期にわたって消えることがない。消防士たちが決死の覚悟で放水する姿を見て、私たちは目を覚ますべきである。」(一部)と書いています。
今日は林野庁を訪れて、日本の森を元気にする運動のアドバイスをいただきました。そこでは巨大津波から町や農地等の被害を防ぐのは森林であるということを改めて考え直す時代できた、という話をしてきました。今日、これから事務局と森びとインストラクター10名は、今夜の深夜バスに乗って釜石市と宮古市の被災地へ向かいます。明日と明後日には被災地に立って森びとの心を耕してきます。(写真:日比谷公園、松木の杜のビロウドモウズイカ、足尾の山)
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