現代社会の進路は“森の共同体”へと舵をきれ?
サルは言いました。「ああ、とうとう人間の最悪の思想を吐き出したな。人間はいつの時代にも木を倒し、山を削り、川を埋めて、平らな道路を作って来た。だか、その道は天国に通ずる道ではなくて、地獄の門に行く道なのだ。人間はすでに祖先を忘れ、自然にそむいている。ああ、人間ほどこの世にのろわれるものはないだろう」。これは当会が自費出版した『サルと人と森』(P24)の一節です。
この大人の絵本は26日報道されたTBS「サンデーモーニング」で紹介されました。番組の後半は今後の日本人が歩む進路を指し示してくれました。その場面で紹介されたことは『サルと人と森』で啄木がサルに扮して人間に警鐘している言葉と番組の討論が重なり合っていました。その後、多くの方々から絵本の注文が東京事務所にありました。事務局は嬉しい対応でしたが、多くの皆さんは現社会に矛盾を感じ、その未来への進路を探っているような気がしました。
注文してくれた方の中には、“小学校、幼稚園そして介護施設等で朗読をしてやりたい”というメッセージが目立っていました。絵本を注文してくれた皆さんありがとうございました。
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