小さな森が大きくなって動物たちの楽園に
冬を間近にして鹿、熊たちが栄養を求めて必死なっているようです。その上、間もなく狩猟解禁になりますので日光戦場ヶ原周辺の鹿たちは禁猟区の足尾に移動し始めるでしょう。足尾・臼沢の森や松木の杜は禁猟区内にありますので、若木が食害に遭わないように柵をチェックすることが毎年の作業です。昨日はその作業を950㍍付近で行いました。
今年は熊やイノシシが各地で出没しているニュースが目立ちます。先月、ブログで「キツネが歓迎」と人間の都合に合わせた表現をしましたが、キツネの都合から考えてみると“食べ物が少なくなって何とかしてくれよ”、と言っていたのかもしれません。足尾でキツネが棲息できる環境になってきたことは大事な自然の財産が蓄積されていると思いますが、奥山がテリトリーの動物にとっては冬を生き抜く食糧が少なくなっているかもしれません。あるいは木の実に元気がないのかもしれません。
足間のクマ、キツネはアキグミを食べますが、今年はそのグミが少ない気がします。キツネの気持ちになってみると前述したような気がしました。日本の森を元気にさせなければと願い、そんな討論を14日に開催するキャンパスフォーラムで行いたいと思います。臼沢の森も色づきはじめました。
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