いのちの進路は分かち合う心を養うことだ
14日に開催する「森と生きるキャンパスフォーラム2010in慶應」のパネラーのひとりである小川眞先生が日本経済新聞(10/30・夕刊)に紹介されていました。その記事を読んで感じたことは、「欲が少なければ満足度は上がる。そんな気持ちになれば自然を見る目も違ってくるとおもいます。」(「少欲知足」という考え)という小川先生の引用は現場の声だとおもいました。それは「林は将来残るから、目先の経済的な価値にとらわれると環境や森林を守る視点を見失います。」と述べていたことは現代社会の批判だとおもいました。
フォーラムでは10年先の間伐材を有効利用するということだけでなく、100年先まで私たちが永生きできる森づくりを、広葉樹の森づくりを創り出すための討論をつくりだしたいと願っています。そのためにも小川先生は、「環境を守るにはかつてを知る世代が子供たちに昔の姿を伝えていくことが重要なのです」と述べていました。先生は 自然の異変を社会の異変を”異変だと”感じられるように鈍った感度を磨けあげることが私たちの義務だと訴えていました。
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