森に感謝する心が育む商品づくり
「くらしと環境のデザイン展」が明日から11月3日(水・祝)まで東京・明治神宮外苑絵画館前で開かれます。この展に第4期インストラクターの関根紀明さんの作品が出品されます。関根さんは埼玉県本庄市で桐材店を経営していますが、商品製作過程で出る廃材を炭化して石けんを作り、桐とコナラ間伐材を組み合わせて椅子を作りました。この2点が明日から展示されます。
関根さんはインストラクター研修で学んだ炭の効用を商品づくりに活かしました。桐炭には高い消臭効果と汚れの吸着力があり、このパワーを石けん素地に練り込み、さらに界面活性剤を用いないで肌に優しい石けんにした、と関根さんは話していました。椅子の座面には桐が使用されているので他の板よりも座りごごちがよさそうです。椅子も石けんも使ってみると木の恵みが身体に伝わって、自然環境に感謝する心が育まれるようです。
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