丹沢のブナ林を元気にしよう!と、調査始まる
日本の森を元気にしようと森びと神奈川県ファンクラブ一行は丹沢に登り、ブナの森を調査しました。丹沢の森は以前から衰弱しているという調査結果が発表されていました。原因は鹿、虫そして汚染物質など言われていました。
「日本の森を守る緊急提言」を提出しその実現を目指している私たちは“平成の花咲びと”となって衰退している森に炭を撒いています。その事前調査として神奈川県ファンクラブと川崎在住の千葉理事は、まず、森に入る前に事務局は財団法人神奈川県公園協会西丹沢自然教室の自然解説員から現地の様子を伺いました。担当者は「登山口から400m歩き、さらに5~10分はきついが、その後が自転車が走るほど緩やかな道に。ゴーら沢出合から20分のところにブナ枯れがある。尾根もやせており、結構きつい。そこは自然林でほとんどが県有林。」「5月の土休日はツツジの時期で朝の7時には駐車場がいっぱいになってしまう。オートキャンプ場には車が停められる。ダム広場に車を待機させる手もある。」というアドバイスをしてくれました。
一行3名は展望園地手前の1060m地点で昼食し、この周辺のブナ枯れ、ブナの衰退状況を調べました。調査の中、ミツマタのきれいな花に春を感じ、登山の疲れを軽減させてくれました。少々疲れましたが、やはり現場に立ってブナの樹皮、枝そして土などを見ないと衰退状況が身体に染み込まないということがはっきりしました。報告書だけでは分かったつもりになりますが、現場に立って見ると森(ブナ等)が悲鳴をあげていることが身体に伝わってきました。
課題は、もっと悲鳴をあげている尾根のブナ枯れを調査しなければならないこと、また、炭撒きの時期やボランティア(登山道と長時間歩行)の皆さんの絞り込みをしなければないということでした。一行は調査結果をまとめて衆議院議員・山崎誠先生に報告し、神奈川県の“平成の花咲びと”による炭撒きを具体化します。(小林事務局員発)
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