ワークシェアリングで自立を高めています
今日は現代社会の雇用問題の解決策の見本を見た感じがしました。事務局は5月15日に開催する第17回足尾・ふるさとの森づくりに参加希望している「希望の家」(栃木県鹿沼市)を訪れました。
森びとインストラクター第4期生・山本さんが働いている社会福祉法人希望の家では、山本さんの提案によって希望の家利用者の社会貢献活動として森づくりに参画する計画をしています。この希望の家は300名以上の利用者が生活していますが、生活している皆さんの生きがいをもってもらうことを目指して希望の家は「グリーンフォレスト」を立ち上げました。具体的には、ドングリから苗木を育て、2年~3年育てた苗木を足尾で植樹していくというものです。今日はその打ち合わせに希望の家を訪問しました。
家本敏治副理事長、会田施設部長、山本さんから施設を案内して頂きましたが、驚いたことは利用者の皆さんが自信をもって仕事をしていたことです。椎茸栽培、草花の生産、パン作りとユニットバス等の生産を明るく自信をもってしていました。ユニットバスやボンド充填、箱折りは機械化・オートメーション化で生産できますが、あえて機械化せずに仕事を分け合っていました。日本社会で雇用問題が叫ばれている中で、自立するためにワークシェアリングをしながら自信をもって仕事をしている様子は現代社会の見本を見たような気がしました。
第17回足尾・ふるさとの森づくりには希望の家の皆さんが参加します。5周年記念の森づくりは希望の家の皆さんの新たな出発点になるように楽しい汗をかきたいと思いました。
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