舞台づくり棟梁・大野三治さんを偲ぶ
私たちの森づくりは様々な方々のご支援と地道な育樹育苗活動で進められています。足尾の森づくりでは主役(参加者)が植樹できる舞台を作るのは素人では難しさがあります。臼沢の森内のベンチ、森びと広場の小屋、松木村の看板、広場から松木の杜に設置した橋等は重機やチェンソー、大工道具等を器用に使いこなしながら作られています。舞台作りは事故や怪我のないようにそして感動を伝えたいと進められてきました。
この舞台は事務局スタッフの森びと強者が中心になって作られています。特に森びと那須ファンクラブの大野三治さんは強者たちの棟梁と言われていました。何を作るにも自分の設計図をしっかり持って、作業の段取りもきちんとしていました。ところが昨年11月下旬、大野三治棟梁は亡くなりました。
昨日は、足尾の森づくりに尽力してくれました大野三治棟梁の偲ぶ会を催しました。岸井理事地用、高橋副理事地用、稲葉理事と事務局員は大野さん宅の御仏殿で三治棟梁に手を合わせて大野三治棟梁に感謝しました。その後、場所を変えて約30名の強者たちが偲ぶ会に集い、岸井成格理事長は三治棟梁の奥様と息子さんに感謝状と記念品をさし上げました。
会では大野三治棟梁の人柄が紹介され、強者たちは柔軟な発想と広い心をもった三治棟梁の志を森づくりに活かしていこうとなりました。足尾・ふるさとの森づくりは今年で5周年ですが、私たちは大野棟梁と歓び合えないのが残念です。臼沢の森では木々が大地に根を張り生態系を育んでいます。5周年記念は様々な方々の支えがあって記念なのだということを忘れてはならないと思います。偲ぶ会を準備してくれました森びと那須ファンクラブの皆さんありがとうございました。
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