植樹場所へ炭撒き・木酢液散布
3月だというのに北東北の八幡平はまだ雪も多く、寒さも真冬の状態です。みちのく事務所は昨日、「第4回森びと塾」を植樹場所の元山堆積場で行いました。塾にはスタッフも含め13名が受講しました。雪を心配してカンジキを準備しましたが、元山堆積場は予想よりも雪が少なく、カンジキを付けなくても防寒靴だけで大丈夫でした。ここは風が強い場所なので雪が飛ばされ地肌がみえているところもありました。植樹場所で全体の打ち合わせを行い、積雪状態の調査や雪上と雪の下のPHの測定、動物の足跡調査、そして植樹場所への炭撒き及び木酢液の散布を行いました。
積雪は50㎝でした。PH測定は表面の雪と50㎝下の雪を測定しましたが、寒さで雪が解けず測定器は動作しないので雪を持ち帰り、事務所で測定しました。本日、事務所で測定したところ表面の雪はpH4.9、50㎝下の雪はpH5.7でした。
炭撒きは11袋の炭を砕いて2年間植樹をした場所へ撒きました。これは早く雪を溶かすのと少しでも酸性土壌を緩和させるために行ったものです。また、木酢液は小動物の食害対策で忌避剤として散布しました。すでに雪から顔を出している樹種は何本か食われているのを確認しましたが、これは昨年の秋の食害と判明しました。小動物の足跡は狸と思われるものを確認しました。
15時過ぎには太陽が隠れて寒さも身にしみてきましたので急いで後片付けを行い、旧松尾鉱山を後にしました。
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