アジア・アフリカ各国でいのち森づくり
今日の足尾の朝は氷が張りました。朝7時30分の「森びと広場」は気温零度、雲ひとつない快晴でした。今日は、第3回目のJICA研修「アジア・アフリカ地域荒廃地の植生回復」研修でした。昨日の研修では、日光市内のホテルで高橋副理事長が荒廃地でのいのちの森づくりの精神を講義し、今日は、現地での植樹を体験してもらいました。
熱帯国の皆さんからすれば足尾・「森びと広場」の霜柱が珍しく、広場に到着すると皆さんは霜柱をカメラに収めていました。その後、全員が背負子に腐葉土と黒土を背負って、両手にはスコップと苗木を持って、約1000㍍のうす沢の森を登りました。途中では、宮脇理論に基づく荒廃地での植樹の生長を実感しながら、植樹場所ではひとりが二本のコナラを植えました。
植樹後の下山途中、アフリカの方からは、「帰国したら森づくりのNPOを創りたいが、ポジションをほしがる者同士の軋轢が気にかかる、それらはどうしているのか」、と言う質問がありました。高橋理事は、「報酬を受けたいという方にはNPOには加わってもらわないのがよい」、と応えました。
2時間程の実習ですすが、アジア・アフリカからいのちの森をつくっていこう、という心が通じたようでした。
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