本物の“森びと”を目指して「塾」オープン
足尾で315段の階段を、1日に2往復して三日間の作業をするとさすがに疲れが溜まります。そんなわけで、昨日は第1回の「森びと塾」がありましたがブログを更新できませんでした。しかし、夏日がこんなにも続くと内心は、雨乞いをしたい心境です。
昨日の第1回「森びと塾」には30数名のインストラクターが受講してくれました。午前中は曇りがちであった天気は、昼頃からは晴れました。午前中は「笠森寺」の自然林(鎮守の森)を千葉県森林インストラクターの皆さんの案内で散策しました。午後は、アイヌ古布絵作家・宇梶静江さんの講演を拝聴しました。
宇梶さんが講演のなかで語っていたのは、動植物はアイヌが生活の中に生きかすためのもの。それは食量となり、衣類や薬となったり、自然からの情報発信となる、と言います。ゆえに、人は森に生かされていることに感謝し、森(自然)を破壊しない、と言う。物事は「大地」という視点から考えるていると人間社会の偽りが透けて見えるようだ、ということを言っているようでした。
いのちの森づくりは森を破壊するものたちの本音を見抜き、その行為を許してはならないことだ、と思いました。宇梶さんはそんな祖先(森びと)の生き方を私たちへ訴えているようでした。
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