命がけを分かってくれた若者
本日も秋晴れでした。苗木分け作業は本日も続きました。私たちが作業している隣のヤシャブシの林では、50年以上も生きているヤシャブシの後の主人公のブナが植えられていました。本日は、土曜日なのでオオタカやツキノアグマを追っている皆さんも私たちと同様に、ここ松木沢の地で自然の寄生虫でしかない人間であることを、鳥や植物から感じとっているようでした。
苗木分け作業後にはボランティアの皆さんから感想をいただきました。始めてきた若者からは、一生懸命に「苗木分けをやったのにその苗木が差し戻されました」、と言われました。彼は、それなりに若木に元気をあたえていたのですが、差し戻りを受けて木は根、根は土というように土の大切さを感じたようです。自分が苗木分けをしたのに差し戻しをされた彼は、「なんでだよ」と、単純に疑問をもっていたようです。しかし彼は、差し戻されてよかった、という気分になっていたような気がました。本日の苗木分け作業は17名で行いました。1029トレイ2580本でした。
05年から植樹をしてますが、植えられた樹木は写真のように、2㍍以上に育っています。葉も色づきはじめています。多分、後2週間も過ぎると、植樹会場は黄金の森に変化します。そのような自然の恵みを皆さんたちと共有できる場を皆さんと一緒につくりたいと、訴えました。反応はOKでした。
足尾の秋を皆さんで楽しもうではありませんか。
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