2025年10月20日 (月)

清々しい秋晴れの下で冬支度

 足尾・「松木郷」の小さな森に向かう足尾ダム近くの朝の天気は下の写真のとおりです。こんな清々しい青空を見るのは久しぶりで、本日の森作業へ向かう気分も晴れ晴れでした。20251020

20251020_2 互いの健康管理の話などをした後、足尾町民が管理できない浅間神社の鈴を「森びと広場」に設置しました。私たちにとってのこの鈴は、森づくり20年を迎えた記念として、また、最高気温が41、8℃を観測した年を忘れないような鈴の音になってほしいと思います。仕上げは来月の紅葉を愛でる日にしていこうと話し合いました。20251020_3

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20251020_4 午後は、北海道の「MS会」(マザー&シスター)が足尾に届けてくれたマメザクラ?が病気にかかってしまったので、病気が拡大しないように伐採しました。それぞれが少し先を見ながらの作業になりましたので、午後3時半にひと区切りつけました。20251020_5

20251020_6 臼沢の森の秋の装いは下の写真の様です。あまり期待できない感じですが、来月上旬には紅葉を愛でられるように願いながら岐路に着きました。2251020 本日の森作業は鎌田、髙橋、橋倉、済賀でした。(報告は、橋倉)

秋の森作業は順調です

 10月19日午前9時、「足尾・松木郷」の天気は曇りで少し肌寒く感じ、温度計は15℃をさしていました。

 今日の森作業は、21日に来られるJR東労組千葉地本OB会の皆さんが、森の観察と朽ちてきた看板の交換をされます。その看板設置の柱の埋め込みと「松木郷」のヤシャブシ等の草刈りです。

 「民集の杜・北」の植樹地に松村さんと筆者で看板設置の穴を掘りました。今まで、松木の台地は石が多くて穴を掘るのに大変な経験があるので、ツルハシを持参しました。大きな石を取り除き、スコップで穴を掘り始めるとほとんど石は無く砂だらけであり、2人は驚きました。そして、柱の穴の深さをスコップで測りながら決めました。

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Dsc00646  掘った穴に看板の柱を入れ、砂を戻して石で周りを固定し.柱の設置を完成させました。

Dsc00648  柱の設置が終り喜んで出口に向かっていると、その道に「冬わらび」を松村さんが発見しました。私はこの植樹地で「冬わらび」を見るのは初めてでした。岩と砂の荒れ地を開墾し、黒土と炭を入れての土壌改良によって苗木が生長し、生物社会が少し豊かになったのかなと思いました。

Dsc00650    その後、「松木郷」の草刈りを松村さんと小柴さんと共に進めました。斜面地の草が苗木の生長を妨げていましたので、松村さんが鎌とノコギリで草やヤシャブシを切ってくれました。

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    小柴さんは足場の悪い場所の草を刈ってくれました。これで苗木が生長しやすくなります。

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    「松木郷」の草刈りをほぼ終えることが出来ました。Dsc00654

   松村さん、小柴さん、森作業のご協力ありがとうございました。本日の作業者は、松村さん、小柴さん(舎人)と筆者でした。(報告者:済賀正文)

2025年10月19日 (日)

ちょっと寂しいみちくさでした。

今日(10月19日)の足尾は曇り。朝晩の寒さが少しずつ話題にのぼるようになってきましたが、まだそれほど寒さを感じるほどではなく、みちくさ周辺の気温は午前10時で18.5度、とても過ごしやすい一日でした。

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奥日光のあたりは少しずつ色づき始めているようですが、足尾では秋らしさがところどころに見られる程度で、本格的な秋はもう少し先のようです。

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251019111836466小さな草紅葉


午前中は、相棒の小柴さんが庭の整備にかりだされ、仕事で草刈りをしていました。

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私はというと、訪れる人もいなかったので、少し森を見回ったり、珍しいものがないかとうろうろしていました。遠くからしゃべるような鳴き声が聞こえたので何だろうと思ったら、サルの集団でした。秋の実りを心待ちにしているのかもしれません。

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その後も誰も現れず、掃除をしながら、みちくさに居座るカメムシやテントウムシを追い出す作戦をしたりして過ごしました。

251019115229711この窓とトイレが好きらしいです。

お昼を過ぎると、少しずつ山のほうに雲がかかり始めました。小柴さんがあるイベントで使うという、カラマツを使ったリース作りを手伝ったり、その部品を作ったりして過ごしました。シカの声だけが響く、静かな午後でした。

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251019135321067なかなかじゃないですかね。

結局この日、みちくさを訪れた方はおりませんでした。もう少しすると、植樹地の木々が色づき始めます。彩りあふれる松木に、ぜひ足を延ばしてみてください。(舎人 小柴、小黒)

251019111451004ちょっと珍しい?クモノスシダ

森びと栃木県ファンクラブ第9回総会開催!

 10月9日(木)、栃木県ファンクラブはJR東労組宇都宮支部会議室を借りて、第9回総会を12名の参加で開催しました。

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 議長に山本副代表を選びました。冒頭、挨拶に立った橋倉代表は「コロナが終息した後でも総会が開催されなかったのは、役員の怠慢でした」と謝罪しました。そして、この総会を契機に森びとの取り組みを担いつつ、①日光・城山の植樹地管理強化、②これからの活動を担う仲間創りを、全員でやろう!と述べました。

Dscn3719 来賓には運営委員会から清水副代表、永島運営委員が見えました。代表して永島さんから「自分を含めた経験の浅い若いメンバーを、鍛えて欲しい!」と訴えがありました。

Dscn3721 引き続いて、加賀事務長が、大会延期承認を提起・承認された後、経過報告、活動方針(案)、栃木県ファンクラブ規約の一部改正(案)が提起され、質疑に入りました。

Dscn3722 質疑では、鎌田さん、矢口さんが、城山の草刈りについて①一日で作業は終わらないので,エリアごと区切って作業する。②植樹した木を含め、切ってはいけない木に目印をつける、などの提言がありました。また、一会員として清水副代表から発言があり、「植樹して5年が経過し、桜の木も大きくなってきたので、地元の皆さんと一緒に花見が出来るような城山を作って欲しい!」と述べられました。

 加賀事務長の答弁では、①森びとの活動を担いながら、②4月~11月まで城山の管理計画を、月1回以上、必ず設定する、③次世代を担う若い人たちを具体的に創り出していく!事が述べられました。

Dscn3723 総会終了後、同じ場所で懇親会が行われました。会費制でのささやかなものでしたが、元気になった鎌田さんや、仕事を終えて駆けつけてくれた唐澤真子さんを囲み、楽しく交流が出来ました。

Dscn3724 尚、新たな役員体制は、次の通りです。

       代 表    橋倉 喜一

       副代表    山本  勉

       事務長    加賀 春吾

 どうぞよろしくお願いいたします。(報告 橋倉喜一)

2025年10月17日 (金)

中倉山ブナ保護の下見をしました

Dsc00626   10月15日、9時30分に中倉山ブナ保護の下見に参加するメンバー7名が足尾ダムゲートに集まりました。天候は曇りでしたが、長袖シャツの上にヤッケを着ました。まず「熊対策のスプレー」の持参を確認して登山口に向かいました。Dsc00613 

Dsc00614 登山道は、前夜の雨で濡れていましたが、大きく足をすベらせる程ではありませんでした。

Dsc00621   登って行くと足元に多くのドングリがありました。「今年は、ドングリが多い」と参加者からの声があがりました。

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Dsc00616 歩みを進めると、紅葉が目を楽しませてくれました。

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Dsc00620  途中、見晴らしの良い場所では、秋を感じました。

Dsc00618 Dsc00622 稜線に到着すると「孤高のブナ」が霧に包まれていました。

Dsc00632 早速、11月3日に種の入った植生袋を貼り付ける場所を確かめました。

Dsc00630 2017年から開始した保護活動により、土砂流失が止まっている場所を確認しました。Dsc00629「孤高のブナ」の根を守る迂回用の麻ロープの破損もありませんでした。「希望のブナ」を保護する幹ガードの破損もなく、中の「希望のブナ」の生長も見えてホッとしました。

Dsc00638 今日の下見では問題はなく、参加者は下山の足取りも軽く全員無事に登山口に到着しました。Dsc00636 地球温暖化による異常気象の中で、11月3日開催の中倉山の稜線に立つ「孤高のブナ」と「希望のブナ」を保護する活動に多くの皆さまのご協力をお待ちしています。(報告者:済賀 正文)

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