2025年12月29日 (月)

森づくり20年を松飾りで締める。2026年「母なる森」づくりへ

 12月28日(日)、足尾「松木郷」は雲一つない青空が広がっていました。10時の気温は2℃でしたが、陽差しがあり温かく感じました。

 今年の森作業は19日に作業納めとなり、今日は新年を迎えるための正月飾りと作業小屋などの戸締り確認です。

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 まずは作業小屋の掃除を行い、コーヒーを飲みながら打ち合わせを行いました。

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 4月の足尾町民「お花見の会」からスタートした20年記念事業には、5月の行政や支援団体、6月は森づくりボランティアのみなさんを森に案内しました。

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 8月は那須拓陽高校と樹徳高校の生徒たちが、先輩が植樹した森に入り「森の友達探し」。10月・11月はJR東労組と貨物労組の皆さんが森の観察後に映画「襤褸の旗」(田中正造)を鑑賞した「働く者の生存プラン探し」。荒廃地での森づくりを準備から支えてくれたJR東労組のシニアのみなさん。参加者総数は221名。スタッフ延べ98名で生長した20年の森を案内させていただきました。

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 荒廃地に広がる小さな森には、シカやサル、アナグマ、クマなど目視で確認しやすい動物をはじめ、鳥や昆虫、土壌動物たちが命をつないでいます。

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 厳しい冬に耐えたホオジロが今夏、猛禽類に狙われないようにドウダンツツジの低木に巣をつくり、卵を産みヒナを育てました。

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 「遊働楽舎」“みちくさ”に入り込んだツマグロヒョウモンチョウは、“みちくさ”で卵を産み、幼虫が入口の柱でサナギとなって羽化しました。

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 こうした「命のバトン」を目撃できるのも、20年の森づくりに参加、支援、協力をいただいた多くの皆さん、森びとスタッフのおかげだと感謝しております。

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 そうした思いを込めて、橋倉さんと「作業小屋」「うんしゅう亭」「みちくさ」「森びと看板」を回り、松飾りと締め飾り、「謹賀新年」を取り付けました。

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 20年の森を散策された皆さんから、「森の中は涼しい」「気持ちがいい」と森の機能に驚き、「何もないと思っていた松木に桜が咲いていた。足尾町民に伝えたい」「働く仲間や後輩に森の大切さ伝え、子供たちなど後世に繋いでいかなければならない」と森の大切さや森に生かされていることを感じ取った感想が伝えられました。

2025425_2【2025年4月25日 足尾町民「お花見の会」】

2025823_2【2025年8月23日 高校生の「森は友だち探し」】

20251021jreuob_2【2025年8月21日 JREU東京シニア】

 「松木郷」の森の木々は厳しい冬に備え葉を落とし冬芽を付けて、来る春に備えています。2026年は“森は友だち”を合言葉に、「母なる森」づくりへ歩を進めてまいります。森ともの皆さんも、“気候変動”に備え、良い年をお迎えください。

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 本日の作業は、橋倉さん、筆者・清水でした。

(報告:清水 卓)

 

2025年12月19日 (金)

2025年、最終の森作業を行う

 12月19日(金)、足尾の今日の天気は12月とは思えないほど雲一つない晴天、暖かな一日となりました。

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 10時からの打合せでは、いつもお世話になっている作業小屋の大掃除と「臼沢の森」を囲う獣害柵の修繕、民集の杜(北)の獣害柵点検・修繕を行うことにしました。

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 作業小屋の大掃除は、鎌田さん、橋倉さん、柳澤さんと坂口さんで行いました。まず、室内にある細々としたものを外に出しました。それから、ストーブの灰や煙突を取り外してススを取り除きました。床やガス回りをモップや雑巾で綺麗にしました。

 最後に煙突を取り付けを行い、作業小屋の大掃除は終了しました。

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 また、「臼沢の森」の獣害柵修繕は、前回西側の中腹「貨物の森」の所まで獣害柵12か所の修繕を行いましたが、あと43か所残っています。永島さん、済賀さん、田口さんの若手組3人で行いました。「貨物の森」の尾根から、前回の続きで30mしか進めませんでした。というのも、6か所の修繕を行いましたが、そのうちの一か所がシカに1メートル以上の穴があけられていました。

 いままで見たことがない大きな穴があけられていたので、その修繕に手間取ってしまいました。何とか亀甲金網で補修しました。下山したのが13時を過ぎてしまいました。それから昼食を取りました。

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 「民集の杜」(北)の獣害柵点検・修繕は、加賀さん、清水さん、キンバリーさんと私大野で行いました。クマかサル、シカなどに柵が折り曲げられてり、柵を支えているポールが折られた箇所を直しました。

 また、シラカバの根元付近の幹が虫に食べられ、そこは蜜が出るのでスズメバチ、蝶などの昆虫が夏期に沢山集まっていました。そのシラカバの木が数本倒れていましたので、他の樹木の生長の妨げにならなように伐採しました。4人で「民集の杜」(北)を一周しました。

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 その後、作業小屋の大掃除組と昼食をとりました。

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 午後は、「遊働楽舎」”みちくさ”の大掃除を行いました。”みちくさ”の大掃除が終了する頃に「臼沢の森」獣害柵修繕組が作業小屋に戻ってきたので、昼食を取ってもらいました。

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 14時ごろから、2025年の記念事業の振り返りと2026年の抱負などを出し合いました。最後に、作業小屋の入り口の軒下の柱に門松を供えて、畏敬の念を込めて「命と森づくりの安全」を祈念して、2025年の森作業を締めくくりました。

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 一年間お世話になった、足尾のスタッフ・サポーターの皆さんに心より感謝申し上げます。

 2026年は「エコ散歩in足尾」に多くの皆さんの参加いただき、「森は友だち」を感じていただきたいと思います。森づくりボランティアの皆さんと一緒に、多様な生き物たちが命をつなぐ「母なる森」を目指し森の手入れを行っていきましょう。   

 「20年の森づくり」を支えていただきましたすべての”森とも”の皆さんに感謝を申し上げます。さらなる20年を目指し、2026年も山と心に木を植えていきましょう!

 本日の森作業は、鎌田さん、橋倉さん、加賀さん、済賀さん、永島さん、田口さん、柳澤さん、        大山さん、坂口さん、キンバリーさん、清水さん、報告は大野昭彦でした。

2025年12月 8日 (月)

いのちの森から学ぶ—気候危機の時代を生きる私たち

    12月7日、宮城県ファンクラブは仙台市荒浜・名取市閖上の「いのちの森」の観察会を行いました。7名の仲間達と山形県ファンクラブから伊藤さんと荒川さんが参加してくれました。

Dsc01386    今年は2回の補植・除草・下枝払いなどの、育樹活動を行いました。森作業を通じて、森に寄り添って生きている人間だということを学び、地球環境に負荷をかけすぎない人間活動をしていくことに気付かされました。

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Dsc01387    2025年は、最高気温41.8℃を観測した日本、二酸化炭素排出量が過去最高になった地球、「パリ協定」の目標である気温上昇を、1,5℃以下に抑えられないことが確実になった気象状況下で、生きていかなければなりません。気候危機と向き合い、命と生活を守るため、危機意識を共有し、自然環境と人間のつながりを考える人づくりを目指しています。(報告:宮城県ファンクラブ・林雄一)

「森は友だち!」冬場の獣害防止作業に若者がボランティア参加。

 12月7日(日)、10時の気温は5度。足尾・松木郷には5日に降った雪が少し残っていますが、快晴に恵まれ絶好の作業日となりました。

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 今日の森作業には、栃木県芳賀町芳賀中学校3年生2名がボランティア参加してくれました。中学校の総合の科目でSDGs(Sustainable Development Goals・持続可能な開発目標)の授業を行い、自分たちに出来ることは何があるか相談し、ボランティア活動を行うことにしたそうです。

 世界を変えるための17の目標の15「陸の豊かさも守ろう」を選び、栃木県内で活動する団体を調べ「森びとプロジェクト」を選んでくれたそうです。

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 今日は、「臼沢の森」と「臼沢西の森」が冬場はシカやウサギによる樹木の樹皮や若い芽が食害にあうため、食害防止のために森を囲む獣害柵の点検・修繕を行います。

 3班に分け、「臼沢の森」西側を1班、済賀さん、松村宗さん、永島さん。東側を2班、加賀さん、坂口さん、田口さん。「臼沢西の森」を3班、鎌田さん、橋倉さん、筆者清水。そして、芳賀中3年生のI君、K君。保護者にも同行をお願いしました。

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 「臼沢の森」に向かう坂道の途中でアナグマに出会いました。中学生は初めて見るアナグマにビックリ!、「森の住民」は中学生が来るのを待っていてくれたかのようです。

 

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 「臼沢の森」入口で3班に分かれ、1班、2班は柵沿いに登りながら、亀甲金網と樹脂の幹ガードで穴をふさいでいきました。柵が倒れているところはロープで引っ張りました。

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 「臼沢西の森」は、柵の上部が曲げられているところが多く、サルやクマが出入りしているようです。曲がったところを手で直し、針金で柵を支柱に縛りました。

 砂と岩の斜面に土留めをして黒土を入れて植樹をした場所なので、足元の土壌はもろく、中学生たちは慣れない急坂を登るのにも苦労している様子です。各自には針金とペンチを携行してもらい、破れた柵の修繕と支柱への取り付けを行ってもらいました。金網に手をかけながら滑り落ちないように補修していきました。

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 上側の柵から山の上部を見ると、ヒビの入った岩が露出しており、動物ばかりでなく斜面からの落石でも柵が倒され、網が破られる様子を見て、荒廃地で森をつくることの大変さを感じ取ってくれているようでした。

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 「臼沢西の森」の補修を終え、次は「臼沢の森」に移動。森の下部東側の柵に土砂が堆積して下がり大きく穴が開いた場所と、柵の下に大きく穴開けられた場所を獣害柵でふさぎました。

中学生も修繕に慣れてきて、穴の開いたところに柵を取り付け、手際よく針金を巻き付けていきました。獣害柵が不要になるぐらい森が蘇えることを願い、午前中の作業を終了し下山しました。

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 午後は「民集の杜北」を案内し、鎌田さん、橋倉さんが森づくりの経験を伝えてくれました。草地を耕して木を植え、木々の生長に伴って生き物たちが森に帰ってきている様子や、風や鳥、動物たちがタネを運び発芽した樹々が森を豊かにしている様子を観察しました。

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 「臼沢の森」の獣害柵修繕に向かった1班は西側の柵12か所の穴をふさぎ、2班は4か所の穴と、倒れた柵の修繕を行いました。急斜面を登るにも足元の土壌が崩れやすく、資材を担いでの作業は容易ではありません。臼沢を3分の2ほど登った「JR貨物労組の植樹地」付近で作業に区切りを付け下山しました。

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 終了ミーティングを行い、荒廃地に「いのちの森」を再生するボランティアに参加した中学生からは、

◇K君「山を登るのは大変、針金を縛るのも大変だった。皆さんは20年やってきている。皆さんのおかげで森が出来ていることを学びました。ありがとうございました。」

◇I君「森林がつくられる前の、元(荒廃地)の状態から学んだ。森を育てるという普段できない体験をさせていただきました。ありがとうございました。」と感想とお礼が述べられました。

 高校受験を控える中で、地球環境と人間(生物)の命を大切にする心を育む「森づくり」ボランティアに参加していただきましたI君、K君、保護者、並びに芳賀中学校の皆様、森びとプロジェクトの活動へのご理解とご協力ありがとうございました。

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 今日は森の大切な友だち、アナグマ、サル、キジ(メス)に出会うことが出来ました。来年は、木々が緑に生い茂る季節に、森の手入れにお越しください。森びとスタッフ一同、お待ちしています。

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 本日の森作業参加者は、鎌田さん、松村宗さん、橋倉さん、加賀さん、済賀さん、坂口さん、田口さん、永島さん、芳賀中学校3年生、保護者、筆者・清水でした。

 

参考:【SDGs15目標の内容】

持続可能な形で森林を管理し、砂漠化に対処し、土地の劣化を食い止め、逆転させるとともに、生物多様性の損失に歯止めをかけること。

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(報告:清水卓)

2025年11月27日 (木)

足尾は晩秋の趣です

11月24日、三連休の最終日という事で中倉山への登山者も銅親水公園の駐車場を見る限りにおいては少なめです。ついこの間までは、暑い暑いと熱中症を心配していましたが、急に気温が下がり、ほんの一瞬鮮やかに紅葉したと思ったら今日はすっかり葉を落とし晩秋の趣です。

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今日の舎人は、田城さんと二人です。早めに準備をしてくれていたのと、午前中林子さんと20周年記念ビデオの打ち合わせを行うとの事だったので植樹地等をゆっくり見て回りました。所々に固まって生えているヤシャブシも葉のないものや、青い葉を付けているものもあり、手入れをしていないとはいえ何年も変わらず生えているのが不思議な気がしました。

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また、広場に植えた石楠花の株は、それぞれ様子は違っていましたが、花芽も見られ来年の開花が今から待ち遠しいです。

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午後は、明日のゴミ搬出の準備として、ゴミの分別や梱包を行いました。みちくさも今年最後のオープンなので、来訪者の集計や会計の締めを行っていると、重装備のクライマーが立ち寄って行きました。宇都宮からジャンダルムの下見をしてきたとの事でしたが、思ったより岩が脆く危ないところだという事でした。

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今日最後の来訪者を見送り、無事終了しました。

今日の舎人は田城と坂口でした(報告者:坂口)

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