2025年5月17日 (土)

辛かった20年前の思い出が、誇りと自信に変わった。

 5月16日(金)は、東日本旅客鉄道労働組合(JR東労組)トップリーダーたちが足尾の森を散策しました。天気は晴れ、気温は19℃で絶好の散策日和になりました。Img_0036 先ずは皆さんを案内するスタッフの打合せを行い、皆さんを迎える準備を済ませました。森の案内者は、橋倉、加賀、そして大野さんです。案内に当たっては、案内人の体験した気持ちを述べていくことの大切さを高橋アドバイザーから受けました。私は、「どこかの文章を抜き出したり、他人が言ったことをそのまま引用するのではなく、自分の言葉で案内する」ことの大切さを再認識しました。Img_0041 

Img_0053 森の案内本番まで時間がありましたので「みちくさ」のベンチ周りに高橋さんから頂いたパラソルを立ててみましたが、傘がちょっと低くなり、パラソルを使っていくには調整が必要のようでしたImg_0063 「うんしゅう亭」では以前このブログで紹介された「森ともの鈴」(愛称名)の設置の準備も進められていました。この地で「母なる森」の手入れをしている私たちやこの地を訪れる方々の心に遺る音色を出してほしいと私は願っています。

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Img_0060 11時過ぎ、JR東労組のトップリーダーたちが到着しましたので、歓迎の挨拶をした後、昼食。その後は、記念植樹をしました。記念樹はクリの木で、リーダーたち一人ひとりが穴に土を入れている顔を見ていると、何百年も生きてほしいと願っている様に私は感じました。橋倉スタッフからは、縄文人の生活とクリの木のつながり、鉄道輸送とクリの木のつながり等からクリの木を選んだ私たちの気持ちを伝え、改めて木に寄り添って生活し、生存している現実を感じてもらいました。Img_0071_2

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Img_0093_2 記念植樹の後は、「臼沢の森」と「民集の杜・北」の散策を行いました。「臼沢の森」では、荒廃地・草原の土壌づくり、その後の動物たちと人との知恵比べ等をしてきた育樹活動の苦労話しを報告しました。その苦労があって多くの生きもの達が生存できるような森に育ち、今では生きものにとって森は大切な友だちであることを体感できる森になっていることも報告しました。

 また、この森の中にある「M&mベンチ」では、森づくり運動の提唱者である初代JR東労組委員長・松崎さんと森づくりのスペシャリストであった宮脇さんが「山と心に木を植える」運動を決意した地であることを報告しました。さらに、散策しているこの森の樹木には、トップリーダーたちの先輩たちが体験した時に発した「二度と足尾には行きたくない。行かない!」という労苦の声が宿っていること、それは働く者たちの初挑戦の情熱と希望が結実していることでもあるとことを報告しました。

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Img_6071 「民集の杜・北」に移動した皆さんには、この杜は世界から日本の団体、そして日本の学生から幼児までが育てた森であり、森びとと人との協働がつくりだした森であることを報告しました。その方々の思いは、この杜の東側を見ると分かることを話しました。「過去(人間の都合だけを押し付けた銅精錬の滓堆積場)・現在(人が何にもせずに放置している栄養が少ない荒廃地で生き抜くパイオニアのヤシャブシの木)・未来(この荒廃地に人が少しばかり手入れをすると「いのちの森」が育つ杜がある)ということがイメージできる地でもがあることを紹介し、異常気象の猛威で生存が脅かされている私たちの生活スタイルを見直すためにもこのゾーンを多くの皆さんに紹介していきたいことを伝えました。Img_0107

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Img_0134 15時からは20年前から森づくりをすすめてきた高橋さんから森は人が育てる話がありました。話では、異常気象が生存を脅かし、少子高齢化社会等の課題が山積みされている混迷の現社会のなかで将来世代が生き抜く思考力を豊かにしてほしいとという襷がトップリーダーへ手渡されている様でした。

Img_0144 その後、意見交換を行い、皆さんは帰路につきました。労組のトップリーダーの皆さん、森の散策をしていただきありがとうございました。森と生きる働く者の生存のために、森の友だちと大きなスクラムをつくって森と生きる将来社会を目指してください!

 案内したスタッフは、高橋さん、山本さん、橋倉さん、林子さん、田城さん、大野さん、大山さん、清水さん、筆者・加賀でした。

2025年5月14日 (水)

「松木郷の森」は花盛り、蜜を吸い命をつなぐ森の友達たち

 5月13日(火)、足尾・松木郷の森は青空が広がり、9時30分の気温は17℃。昼過ぎになると日陰のない森びと広場の気温は26℃に気温も上昇、夏日となりました。

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 今日の森作業は、午前中は16日に「エコ散歩in足尾・20年の森の生長観察と記念植樹」に来られるJR東労組本部の皆さんの受け入れ準備。午後は「民集の杜北」の林縁に生えるムラサキシキブ(南東側)とアセビ(東側)の移植に向けた現場調査を行うことにしました。

 JR東労組は、森びとプロジェクトの活動をスタートから支援してくださる皆さんで、記念植樹には、鉄道のレールを支え、縄文時代から人間が食料として・家材として利用してきたヤマグリの幼木を植えます。ヤマグリの幼木は、高橋アドバイザーから提供いただき、栁澤スタッフが運び入れてくれました。

 植える場所は森びと広場の「記念植樹エリア」です。クヌギやホウノキ、エノキ、モミジなど大きくなる木が植えてあり、生長を見越して植える場所を決めました。

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 道具を準備し、植える穴を掘り始めました。表層は草が生え黒土もあり柔らかかったのですが、堀進につれ、砂土と小石の層になりスコップが刺さりません。ツルハシで固まった砂土に穴をあけ、崩しながらかきだしました。「カーン!」と岩にスコップが当たる音がし、手がしびれます。岩の周りの砂を崩し、ツルハシを差し込んで隙間を開けながら掘り出しました。木々を失った山から転がり落ちてきた岩の多さに悲鳴を上げながら、腰を落とし両手で持ち上げて穴の外に出します。一気に疲れがでます。交代しながら幅120cm、深さ70㎝の穴を掘りました。

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 根が下に伸びる様に黒土を10袋入れ、その土地になじむように砂土を戻して混ぜます。

 土が乾かないようにブルーシートをかけ、ヤマグリの幼木も根周りの土が乾燥しないように土を盛りました。幹が風で倒れないように竹の支柱を縛りました。

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 記念植樹エリアは獣害柵で囲んでありますが、サルの食害を警戒し、幹をガードする柵を組み立て、16日の植樹準備を終えました。

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 昼まで1時間ほどあり、広場に植えたハルニレに「次世代の木」の看板を立てました。

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 続いて、東側に植えたカツラの幹ガードが伸びた枝と葉で窮屈となって、生長を妨げており、鉄製の獣害柵に取り替えました。

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 ちょうど12時になり食事休憩としました。昼食後に16日の案内スケジュールと担当、案内ポイントの打合せを行い、午後の作業に入りました。

  「民集の杜北」の西側入口にはツツジが真っ赤な花を咲かせ、ドウダンツツジが可愛らしい花を咲かせています。

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 ムラサキシキブは密状態で柵から枝を伸ばしているため、次回根の張り具合の確認や、移植する木を選定していくことにしました。東側獣害柵沿いのアセビをどこに移植するか杜内を歩くと、東西に延びるヤシャブシ北側の堀の斜面に黄色い花が咲き、モミジやサクラの幼木が生えていました。斜面の土がふかふかし、林縁で適度な光が入り込んでいることから、アセビの移植地に良いのではないかと話になりました。

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 「民集の杜北」には、岸井成格さんと宮脇昭さんの記念樹があります。5月15日が岸井さんの命日(2018年没)となり、ホウノキの食害ネットを外して生長を観察しました。これから葉を広げる様子です。そして、2015年に岸井さんがボランティアの皆さんと一緒に植樹した苗木たちは立派な杜に生長しています。

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2015521≪2015年5月21日 足尾・ふるさとの森づくり≫

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 煙害で山の木々が枯れ、廃村となった松木村跡地は草むらが広がっています。精錬ガスから硫酸を取りだすようになり69年、閉山から52年経った今もその様子は変わらないようです。人間が草地を開墾し、わずかな黒土や腐葉土を入れ苗木を植えると、木々の競争と風や鳥、動物たちが加勢して森の仲間が増えてきました。「まだまだ20年。温暖化の影響は世界中に被害をもたらせているぞ!」と岸井さんの激が飛んできそうです。

 松木郷に蘇りつつある小さな森・杜を「母なる森」へ、多くのボランティアの皆さんと力を合わせ育てていきたいと思います。

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 作業小屋に戻りがてら「民集の杜東」のフデリンドウが花開いているか見に行きました。2㎝程の小さなフデリンドウが咲いていました。また、シロガネスミレやギンランも花開いていました。大きな桜を見上げた後は、足元の小さな花々が楽しめる松木郷の杜に生長しています。16日に来られるJR東労組の皆さんと、森に住む「友だち」探しをしたいと思います。

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 本日の森作業参加者は、大野さん、橋倉さん、加賀さん、栁澤さん、矢口さん、筆者・清水でした。

(報告:清水卓)

2025年5月11日 (日)

荒廃地に木を植えて20年、森を再生する懸命の試みを墓前に報告

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≪2009年5月 足尾・ふるさとの森づくり≫

 5月10日(土)、NPO法人森びとプロジェクト委員会を立ち上げ理事長として「森づくり」を牽引された岸井成格さんのお墓参りに行きました。時がたつのは早いもので、岸井さんが「天空の森」に旅立って7年(2018年5月15日逝去)になります。

 霊園の参道を歩くと、前日からの雨に洗われた霊園の木々の葉がつやつやとし、緑鮮やかです。

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 11時にお墓に到着すると霧雨の中、阿部さん、岩田さん、小林さんが伸びた草と“どくだみ”を摘み取っていました。筆者は、伸びた柘植の木の枝を剪定しました。墓石に落ちた葉を取り除き、水で洗い流しきれいにすることが出来ました。

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 お墓に岸井さんの好きだった日本酒(純米酒)をお供えし合掌。小林さんが5月4日TBSテレビ・サンデーモーニング“風をよむ”で紹介された森びとの活動(旧足尾銅山跡地に立つ「孤高のブナ」煙害で焼失した森を再生する懸命の試み)を報告しました。

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 番組では、現在も広がる足尾の荒廃地2400haの中で、森びとが木を植え手入れをしてきた20年の森が5.6ha、わずか0.2%と紹介されました。先人が緑化活動を行ってきた、むき出しの岩場や急斜面の多い松木川源流の荒廃地を緑化する難しさも20年の活動で知りました。

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≪2025年4月29日 中倉山のブナを元気にする恩送り 孤高のブナと北斜面に広がる崩壊地≫

 同時に、岩や小石の多い草地を耕し黒土と腐葉土など、わずかな栄養を与えて苗木を植え手入れを続けると、苗木自らが砂地に根を伸ばし、落葉が栄養として還元され、木々の競争で生長していくことも知りました。そして、木々が生長すると風や小鳥、アリや動物たちが木々や草花のタネを運び、森の仲間を増やし、森づくりを加勢してくれることも知りました。

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≪シロガネスミレ≫

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≪苔に包まれるフデリンドウ≫

 20年前、岸井さんが「臼沢の森」に植えた苗木は樹高15mに生長しています。落石を押さえ雨水を根に溜め、二酸化炭素を吸収し、多くの生きものの命をつないでいます。

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≪2025.5.6掲載 下野新聞社提供・承認済み≫

202556_4 ≪2025.5.6掲載 下野新聞社提供・承認済み≫

 岸井さんが「地球温暖化にブレーキをかけよう!」とスタートした森づくり。人間の経済活動によって「気候崩壊」と言われるほどに温暖化は進行し、世界各地に被害をもたらしています。墓前に立つと「食い止めるヒントは0.2%の森にあるぞ」と岸井さんの声が聞こえてきます。そして「愛する人の命を守るために木を植えよ!足尾から世界へ」と麦わら帽子に長靴姿で荒廃地に木を植える宮脇昭先生の姿が目に浮かびます。

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≪2005年5月 第1回足尾・ふるさとの森づくり≫

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 “煙害で焼失した森を再生する懸命の試み”はまだまだ続きます。松木郷の森を「母なる森」へ、森を愛する多くのボランティアの皆さんと手を携え、山と心に木を植えていきます。

(運営委員 清水卓)

2025年4月30日 (水)

強風に耐える「孤高のブナ」の厳しさを体感し、「希望のブナ」の生長を見守る。

 4月29日(火)に開催した「足尾・中倉山のブナを元気にする恩送り」には48名(登山班43名、地上班5名)のボランティア、森びとスタッフが参加し、「孤高のブナ」の根を守る活動と2023年4月29日に植林した「希望のブナ」の生長観察を行いました。

 前日の雨も明け方に上がり、快晴の下で開催することが出来ました。

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 朝6時に足尾ダムゲートに到着し松木川源流を眺めると、中倉山から虹が伸びていました。今日参加するボランティアの皆さんと「孤高・希望の親子ブナ」をつないでくれているように感じ、寒い朝でしたが心が温かくなりました。

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「足尾に緑を育てる会」様からお借りした松木川を渡った右側の広場(仮設駐車場)に森びとスタッフが集合し打ち合わせを行い、参加者を迎える体制につきました。大野運営委員、橋倉スタッフが足尾ダムゲートにスタンバイ。参加者を確認後「仮設駐車場」に誘導しました。

 駐車場では乾燥させた黒土と草の種子の入った袋(植生袋)のセットを山頂に運んでもらうよう黒土5ℓ入りを60袋準備。加賀スタッフ、山田サポーターが受付けを担当し、山内・深津サポーターが参加者の体力に応じて黒土の荷揚げをお願いしました。到着順に7時頃から順次中倉山登山口を目指して出発しました。

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 登山口に向かう道路には、雪の多かった冬場に餓死したと思われるシカの遺体が雨で道路に流されていました。動物たちが足尾の冬を生き抜く厳しさを垣間見ることが出来ました。

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 40分ほどで登山口に到着。登山口からはつづら折りの急坂が続き、昨日の雨で登山道がぬかるんでいないか一歩一歩確かめながら、小石や落ち葉で滑らないように慎重に登りました。登山道の脇には黄色い花を咲かせたスイセンやスミレが咲き、疲れを癒してくれます。

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 最初の尾根を越え、直登の坂を登ると遠くに「孤高のブナ」と左側の斜面に食害ネットで囲われた「希望のブナ」が見えました。

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 南斜面の迂回路を歩くとピンク色のヤシオツツジが咲いており、足を止めて花見と記念撮影。ミズナラの林を抜け、視界が広がると斜面の上に「孤高のブナ」、斜面下に「希望のブナ」が目に飛び込んできました。登山経験者が多く10時20分には、最後尾のグループが到着しました。

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 尾根筋は風が強く「孤高のブナ」は大きく枝を揺らしています。風を避け、南斜面に下がり根を保護する植生袋づくりを行いました。

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 出来上がった植生袋を「孤高のブナ」東側の崩壊地に運び、山田・山内サポーターの説明と実演を受けた後、張り付けていきました。松木川から吹き上げる風に飛ばされないように押さえながら針金のペグを刺し、地面と接着するように踏みつけました。

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 尾根に立つと体が流されるような強さの風で体温も奪われます。根の保護活動終了後は南斜面に下がり「希望のブナ」の生長観察と、登山者に保護のお願いを伝える看板を設置しました。

 看板の除幕式は、ブナの幼木の植林と看板設置に協力をいただきました林野庁日光森林管理署の中村署長、徳川前署長、「孤高のブナ」の実採取から7年間育ててくれた松村さん、幼木を背負いあげてくれた大津さんの4人で行いました。雪山に生きる「孤高のブナ」の写真が写る看板に大きな拍手が送られました。

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 森びとプロジェクトより筆者・清水からお礼を述べさせていただきました。その後、ブナの保護活動への協力・助言をいただいている日光森林管理署・中村昌有吉署長より挨拶をいただき、参加された中から、群馬県水上町の松原さん、宇都宮市の木村さんより感想をいただきました。

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≪「希望のブナ」保護のお願い≫ 

【このブナは「孤高のブナ」の子で、「希望のブナ」と名付けました。過去の煙害による草木や村びとの怒りや悲しみなどの遺伝子を親から受け継いでいます。このブナには未来を生きる森(山)を愛する皆さんに、“森は友だちですよ!”と語りかけてほしいと願っています。「希望のブナ」が末永く生きられますように、皆様のご支援を望んでいます。】

 「希望のブナ」の樹高は126㎝、根元の太さは2㎝、昨年から伸びた枝の長さは10㎝でした。鹿の食害に合わないようにネットで覆いましたが、豪雪や豪雨、強風、暑さなど気候変動に負けずに生長してほしいと願います。

 看板は、親ブナが「希望のブナ」を見守れるよう北向きに設置しました。“煙害の歴史”と“未来への希望”を継承し、私たち森びとや登山者に、人生の厳しさと勇気、そして、”森は大切な友だちだよ!”と伝えてほしいと思います。

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 強風は止まず、参加者の計測では風速15m/sでした。11時30分には下山を開始し、怪我人もなく終了することが出来ました。「中倉山のブナを元気にする恩送り」に参加いただいた皆さま、大変ありがとうございました。

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 次回の開催は2025年11月3日(月・祝日)の計画です。ご参加をお待ちしています。

(報告者:清水卓)

2025年4月28日 (月)

中倉山ブナ保護の土の準備ができました!

Dsc00537  本日(4月28日)の足尾・松木は、14度(9時)で風もなく曇りです。明日開催される「中倉山ブナ保護」で使用する土などの資材の準備日です。

 サクラが咲き乱れるもりびと広場にある木口に座り、山内さんは「ここで飲むコーヒーは最高です」とサクラの花と新緑を楽しんでいました。

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Dsc00538   打ち合わせ時のコーヒータイムも終り、早速準備に入りました。まず、乾燥した黒土をビニール袋に入れました。参加申し込みの皆さんが、「孤高のブナ」に元気なることを願っています。参加者の皆さんとケガもなく無事に下山できる事を願いながら準備を進めました。

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乾燥した黒土と種の入った植生袋の二点を更に新しいビニール袋に入れました。これでザックが汚れることはありません。 

Dsc00540 ハンマーやペンチ等と共に車に積み込みました。

Dsc00541  明日の天気は、晴れの予定ですので朝に皆さんの元気な笑顔にお会いで来るのが楽しみです。

 まだ時間が、ありましたので曲がってしまった鉄筋を真直ぐに戻しました。

Dsc00542 3時になりましたので、帰宅しました。

 明日は、中倉山ブナ保護の「恩送り」です。参加者の皆さまは、安全運転で起こし下さい。

Dsc00536  本日の作業者は、山内さん、坂口さんと筆者でした。

                               (報告者:済賀正文)

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