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2020年2月19日 (水)

「鎮魂復興市民植樹祭」を支える応援隊の願い

 2月11日建国記念の日、南相馬市は珍しく今シーズン初めての5㌢の積雪がありました。数日後、春らしい日が続き、自宅のボケの花が芽吹きはじめました。

P1050141      写真もボケてしまいました

 来月は2011年3月11日の東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から9年目を迎えます。政府は、復興オリンピックと宣伝していますが、被災地では東京電力福島第一原発サイト内の汚染水は溜まり続け深刻な状況です。政府は汚染水の海洋放出を議論していますが、地元の市民は水産物の風評被害が大きくなってしまうことを心配しています。

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P1050142  震災後、「福島の復興なくして日本の再生なし」と野田前総理、安倍総理は言い続けてきましたが、政府の復興姿勢は確信の持てない「基準値」を基に被災者の暮らしを組み込もうとしているだけではないかと不安です。

P1030334  市民の現状は放射線を恐れ、不安だらけの地元には戻ってきていません。常磐線も間もなく全線開通ですが、どれだけの方々が鉄道利用するのかも見通せません。電車運転士や車掌の健康不安や乗客不安の声を聴く度に、政府や企業の「復興」の被災地への心配りが見えません。

P1030406  週末には南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊は結成5年を迎えます。昨年の除草作業には述べ550名を超える市民ボランティアが協力して頂き、草刈りと2,700本の補植を行うことができました。これからも森の防潮堤づくりを続けますが、応援隊は、9年前の東日本大震災・東電フクシマ原発事故の恐ろしさと、その原因である人間の傲慢な政治姿勢を忘れずに除草・育苗作業を進めていく覚悟です。週末に開催する応援隊総会では、そんな話合いができればと思っています。(理事 岩橋 孝)

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