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2018年1月18日 (木)

旬のホウレンソウの美味しさは“虫と太陽”の恵みでつくられている?

P1189845  葉物野菜の値段が高い。昨日、アパート近くのスーパーで茨城県産のホウレンソウの値段が一把100円台だったので一把買った。そのまま保存しているとビタミンCが失われるので30秒程茹でて冷凍保存にした。旬のホウレンソウは風邪ウィルスから身体を守ってくれるので有難い。

P7275846  寒い冬が旬のホウレンソウ。寒さからホウレンソウを守っている栄養源は霜柱に被われている土。土中に張っている細い根から茎や葉に栄養は運ばれているが、その栄養源は農家が作っているのではなく、「虫たち」(土壌分解動物)だ。

Photo          ミミズの糞

Photo_2         マルタマゴダニ(2010年足尾にて)

 今季のように寒い日でも地中では、ミミズ、コガネ虫類、ダニ達が枯葉や枯れ枝、死骸や糞等の有機物を分解し、その後、「虫たち」の糞を微生物や細菌が食べて無機物(栄養)を作っている。この栄養とホウレンソウが太陽のエネルギーと二酸化炭素で生産した糖分で、私たちの命に欠かせないビタミン等の栄養として葉物がある。

P6173049  農家の方々は先代が守り抜いてくれた畑で農作物を作っているが、実は、畑を守っているのは土壌分解動物と微生物や細菌で、この「虫たち」に支えられて農家の方々が畑を守っているのだ。

P5124658  ロシア・サハ共和国では氷点下652度を観測した。死者もでているが、こんな極寒地の地中では「虫たち」はどんな様子で働いているのか、と考えてしまう。(理事 髙橋佳夫)

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