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2017年1月30日 (月)

“山と心に木を植える”情熱はルボ村民に届いたかな・・・ルボ村報告その①

 私達2名は、WE21メンバー4人(女性)と共にルボ村を訪問(23日から)、村には2泊して、村の状況やWE21が取り組んできた活動状況を見てきました。とくに、①故郷の木による「ふるさとの森づくり」や、②土づくりの大切さ、③村人の心に近づき、森づくりに向けた意識の共有に主眼を置いて現地に入りました。(写真は風光明媚なルボ村、民泊のお宅)

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  村では、民族舞踊にも積極的に参加し、共に踊りました。急遽、結婚式に呼ばれましたがその場でも、村人と共に和やかな時間を過ごしました。

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 最も好評だったのが、村民集会の前に食べてもらったカレー(WE21が担当)とお汁粉(森びとが担当)でした。また、森づくりの負担を少しでも軽くしてもらおうと、森びとは金属製のスコップ10本(オールメタルの丈夫な物)を村に贈りました。(写真はシャベルをエステバン村長へ)

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 二日目は、村人の案内で植生調査を行い、主木となるパラヤン(常緑樹で10月にドングリが実る)が生きている森に入ることが出来ました。「ふるさとの木」による森づくりの第一歩が見えてきたと思いました。村のいたる所には、アリノスという日本のヤシャブシとそっくりの実を付けている落葉樹が多く植えられていて、足尾と同様に、荒れ地に強い樹種(肥料木)らしいとの事でした。(写真:木パラヤンの枝)

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 ルボ村は、私達の幼い頃に育った村のようでした。日本人からみれば貧しいかもしれませんが、村人がひとつの家族のような、日本では失われてしまった大切なコミュニティを残していました。

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 村は、標高1.800㍍の山岳地帯にあり、地方都市まで車で3時間かかるこの村の心やさしい人々に、森びとの心がすこしでも届いたのか?気がかりな2人でした。(報告 稲葉卓夫、橋倉喜一)

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