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2014年8月の16件の記事

2014年8月 7日 (木)

森ともの善意に支えられている“山と心に木を植えて10年”

P8064353 柳澤スタッフの友人である狩野利治さん(群馬県渋川市在住)から軽トラ一台がプレゼントされました。軽トラは写真のとおりですが、狩野さんは何度か足尾の森づくりに参加されて、毎年拡がっていく育樹活動の範囲を気にしてくださって、柳澤スタッフに「使わなくなったので使ってほしい」、と連絡してくれたそうです。狩野さん、ありがとうござしました。

1407 この軽トラが昨日、柳澤スタッフのトラックで足尾に運ばれてきました。当会の事業はこうした皆さんに支えられて進められています。支えてくれている森ともの皆さんに心から感謝申し上げます。

140731 ところで先月下旬発行された『しもつけの心』夏号に、5月に実施した「第33回足尾・ふるさとの森づくり」の様子が紹介されました。この紙面では、23日の観察会と翌日の「民集の杜」植樹の様子が載っています。『しもつけの心』編集者の皆さん、ありがとうございました。(理事 高橋佳夫)

2014年8月 6日 (水)

村を追われた村民と被爆者の口惜しさを心に込めて草刈り

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 今日も足尾・松木沢の気温は30度を超えていました。

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 今日は来週迎える旧盆前の草刈りをしました。松木村の先祖がきもちよく村に帰ってこられるように、鎌田スタッフ、橋倉スタッフと筆者の3人で墓の周囲の草を刈りました。

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 廃村の後も村跡に残された墓は3か所にありますので、心を込めて草を刈りました。9日には鎌田スタッフがお迎えの花を供えることにしています。

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 草を刈ってしまうとカマキリやバッタには草陰を奪ってしまうので、逃げたカマキリやバッタから睨めつけられました。人間が森の木陰で涼しんでいるのにその木を伐っているようなことです。昆虫は急いで他の草の茂みで涼しんでいるようです。

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 3か所目の墓は松木渓谷入口手前にありますが、ここは木陰があって、30度超えの日差しは木々が和らげ、松木川から吹き上げる沢風で気持ちのよい作業ができました。

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 午後は、新松木の杜の草刈りをしました。写真のように大きくなってしまったススキ、イタドリなどの大き目な草を刈りました。

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 この時季は蜂に注意ですが、筆者はアシナガバチに刺されてしまいました。今年の蜂は地面から20㌢程の所に巣をつくっているのが目立ちます。橋倉スタッフによると、「低い所に巣をつくっていると今年は大雪に注意だ!」と言ってくれました?

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 蝉も刈り払い機の音には驚いて鳴き止み、静かになるのを待っているようでした。草刈りをしていると、柳澤スタッフが軽トラをトラックで運んできました。

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 今日は広島の被爆者と村を追われた村民の口惜しさを重ね合わせて、原発に頼らない森と生きる暮らしをイメージしながらの作業ができました。帰りのJR日光線車内ポスターに「未来に森を残すために」としたJR東日本の森づくりを見て、ホッ!として帰路につきました。(理事 髙橋佳夫)

2014年8月 5日 (火)

猛暑日は近くの森へ行ってのんびりしよう!

Cimg8257 「毎年、男体山登拝でご来光とその眺望を楽しんでいます。2日にも日光・男体山登頂を果たし、ご来光に感謝してきました。明るくなると360度に美しい山々が私たちを和ましてくれました。

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Cimg8265 足尾方面をよーく見ると、極端にハゲあがった山肌がずっと気になっていたので、位置を地図で再確認したところ、なんと私が森づくりを手伝っている松木沢の山肌でした。改めて人間がまき散らした毒の恐ろしさを実感しました」と、メールが届きました。発信者は、スタッフ見習いの唐澤真子さんでした。

P5231947  ところで、経済産業省は、この夏の電力需給のひっ迫を避けようと商業施設などに電力需要がピークになる午後の時間帯に設けた「タイムセール」へ国民を誘導しています。これによって家庭での冷房の使用を抑えたいとしています。この新たな節電の取り組みは、1日から電力の需要がピークになる午後1時から4時の時間帯にショッピングセンターや商業施設の「タイムセール」として実施されています。これによって多くの人の外出を促し、家庭での冷房の使用量を抑えたいとしています。

1408 企業と政府の下心が見え隠れしている施策ですが、よくもこんなことをのんきな顔して政府役人が言えたものです。猛暑と局地的豪雨の原因に迫った政策を打ち出すとか、原発の根本問題に迫る、ということが見えないなかで、よくもこんなことをのんきな顔していえたものです。お隣では地震で400名程の市民が犠牲になっています。地球が人類に警告していることを忘れてはならないと思います。

P8010220 暑ければ森に行こう!と呼びかけてください。東京では明治神宮、新宿御苑、日比谷公園、近くの公園などの木々が気温を下げて私たちを待っています。その上、森の中では木々から発せられる香り(におい)の源である精油成分が私たちの身体も癒してくれます。唐澤さんありがとうございました。(理事 高橋佳夫)

 

2014年8月 4日 (月)

北東北の森づくりへ、熱い想いを語り合う

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 7月26日(土)、森びとみちのく事務所のアドバイザーを引き受けていただいている東根千万億さんの社長就任お祝いを行いました。東根さんは、森びと設立以前から前角岸所長とのお付き合いがあり、ジャーナリストの立場から当会の事業にアドバイスをしてくれていました。東根さんは岩手日報社の編集局長に就いていましたが、6月の株主総会で社長に就任されました。

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 お祝いの場には29名の森ともの皆さんが集ってくれました。冒頭、田中みちのく事務所所長から「角岸前所長時代から東根さんには多くの激励の言葉を頂きながらここまでやってくることができました。」とお礼の挨拶をし、岸井成格理事長からのメッセージと記念品を東根さんにお渡ししました。(下の写真は岸井理事長のメッセージ)

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 東根さんからは、「私の生活スタイルを大きく変えた出来事はやはり東日本大震災であった。思うだけでなく実行していくことが大事である。これまで以上の関わりを持ちながら皆さんと共に行動していきたい」と、抱負をいただきました。

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 その後、和山事務局次長の乾杯の発声で祝う会がスタート。参加者全員が東根さんを囲んで、これからの北東北の森づくりの展望などを語り合いました。

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 会の最後は、関事務局次長が閉会の決意を述べ、北東北の森づくり発展へ向けた懇親を深めることができました。(事務局次長 関)

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 先月末、東根さんから東京事務所にお礼の手紙が届きました。東根さん、原発に頼らない森と生きるライフスタイルが社会の常識になるように、今後ともアドバイスをお願いします。

恵みの雨で苗木も人も元気になります!

 昨日、朝8時20分の足尾・松木の森びと広場は、24℃と大変涼しく感じられました。これは、前日の午後に大量の雨が降り、その為に今朝は涼しく感じられていると思います。昨晩は、どくだみ莊に宿泊しましたが、冷房が無くても大変涼しく、掛け布団が無いと寒い程でした。しかし、都会生活での冷房によって身体が冷やされるのとは違い、自然の冷房の方が身体の疲れの取れ具合が全く違い、朝の目覚めもさわやかでした。

Dscf1535 一昨日、森びと山形県ファンクラブから送って頂いたタブの実をトロ箱に蒔きましたので、早く芽が出ることを願い、早速看板を建てました。

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Imgp0505 朝から森びと広場の苗床で、南相馬の森の防潮堤に提供するスダジイの苗木の草取りをしました。ビールケースに座りポット苗から草を抜いていると、松木川からの涼しい風が汗を止めてくれ、作業が順調に進みました。14時30分位になると前日の様な強い雨ではありませんが、恵みの雨が降り始めました。恵みの雨を受けてポット苗は元気になることでしょう。その様子を見届けて、作業を終了し、帰路に着きました。

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(スタッフ 済賀 正文)

 

 

2014年8月 2日 (土)

東北・森の防潮堤用苗づくりを始める

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 今日は山形県ファンクラブにお願いしていたタブノキの実を足尾に運びました。皆さんもご存知のように、私たちが育てているタブノキは山形県酒田市のものです。酒田市の大火事で本間家の延焼を防いだと言われている地のタブノキです。

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 午前中、タブノキの実をタライの水に浸し、午後、培養土を入れた大きなトロ箱にそれを蒔きました。午前中は暑くて種を蒔くのに可愛そうでしたが、午後には雷雨が降ったので安心しました。

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 秋ころには芽が出て越冬するのですが、ビニールハウスにいれてもポットの土が凍ってしまうと葉が枯れてしまいます。今年の越冬方法はこのポットの中にもみ殻を敷いてやろう考えています。

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 これからは秋田県日本海沿いのカシワのドングリと山形県のブナの実が足尾に送られてきます。秋田県ファンクラブの皆さん、山形県ファンクラブの皆さん、よろしくお願いします。”今日も地面は暑いぜ”、とバッタが叫んでいるようでした。(スタッフ 済賀正文)

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