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2010年12月17日 (金)

パキスタン人に森を愛する皆さんの善意が届きました

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 パキスタン洪水のカンパが被災者に届きました。カンパを現地に届けてくれたペシャワール会からお礼の手紙と領収証が事務所に郵送されてきました。今年9月に川崎市で開かれた「ネイチャーフェスティバル」、そして11月に開催した第3回「森と生きるキャンパスフォーラム2010in慶應」で寄付してくれた皆さん、ありがとうございました。

 ペシャワール会からは「アフガニスタン東部での灌漑用水路建設、アフガニスタン東部山岳地域の診療での医療活動、水源確保事業、農業復興支援など“みどりの大地計画“のために有効に活用致します。大洪水の復旧工事で大変な時期、ご支援感謝します」というメッセージが寄せられました。

 Pc141772 昨日の毎日新聞「余録」欄には、旧ソ連による綿花生産のための灌漑計画で、世界第4位のアラル海を干し上げたことに対する当時の政府役員の言葉が紹介されていました。政府の専門家曰く「そう、アラル海は干し上がるかもしれない。だが社会主義の勝利のためにアラル海はむしろ美しく死なせるべきだ」と言ったそうです。

 筆者は、その結果は塩害による砂漠化そして生態系破壊と気候変動だと述べていました。アラル海で農漁業を営んでいた村人達の犠牲は述べられていませんでしたが、人間の傲慢な意思と政治が人民の生きる環境を奪ったことは社会主義と言えないのではないかと思いました。旧ソ連は20年前の今月に崩壊しましたが、私たちは“森(自然)に生かされている”ということを絶対に忘れてはいけないと思いました。

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