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2009年9月 7日 (月)

間もなく冬支度の準備をするようです

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 昨日の足尾は初秋そのものでした。秋の青空には赤とんぼが乱舞し、様々な草の種が風に流されていました。臼沢の森からはぎゃー、ぎゃーとカケスの鳴き声が聞こえていました。そんな中、どこかの旅行会社のハイカー30~40名が松木沢渓谷を散策していました。気が早い木は葉を赤く染め始めています。草むらにはコオロギが鳴いています。そろそろ「森びと広場」は冬支度を考えなくてはならないようです。
 冬支度と言えば、ここに棲息しているツキノワグマも冬支度です。8月中旬、臼沢の森の階段途中で剥がされている石を発見しました。石には爪の跡(写真:下)があり、土にはアリの巣がありました。爪跡が細かったのでアナグマか、と思っていました。しかし、それは熊に間違いありませんでした。ほぼ毎日と言ってよいほど松木沢で動物調査をしている方にそのことを話しました。その方は7月30日、熊が柵を登って臼沢に入っいる映像を私に見せて、「熊に間違いないよ」と言ってくれました。これから熊は、間もなく熟すアキグミの実を食るでしょう。動物から初秋を感じる松木です。
 昨日は13日に行う第14回「足尾・ふるさとの森づくり」の主役・JREU横浜の皆さんが、階段造り、穴掘り、黒土運びそしてセレモニー会場の草刈りをしてくれました。事務局の作業は、苗床のカンレイシャ取り外し、松木の杜の草刈りをしました。5月30日に植えたクワノキの葉が黄色く染まっているようです。

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