« 日本の山をはげ山にするな | メイン | 佐渡の森を守る情熱民の炎が燃え上がる! »

2009年6月12日 (金)

ナラ枯れの原因は土壌に隠されている?

P6111211

 おはようございます。今日は晴れのようです。朝陽が眩しく感じます。昨日の調査は古澤諭吉さんの案内で、古澤さん所有のタンデラ地区のコナラ山の枯木でした。
 古澤さんは農・漁業を営んでいる方です。コナラの原木でマイタケ、ナメコ栽培、椎茸栽培などを行い、今頃からはサザエ、アワビそして夏になると牆を捕っています。案内されたタンデラ地区の山ではナラ枯れがひどく、古澤さんは「この山のコナラは今から15年~17年前からおかしくなっていた」と言っていました。続いて、白瀬地区の山も案内してもらいました。
 両地区の枯れたコナラを伐った木の年輪を調べてみると、今から15年~17年前から1年で2㍉程度の生長でした。殆どの伐り株の年輪を調べてみると、5㍉程度の生長をしていたものが急に生長が鈍っていたことが分かりました。
 午後には、専門学校の学生達と白瀬地区の自習調査を行いました。白瀬地区の調査ではっきりしたことは、コナラ、ミズナラの枯木、80%の死にかけている木、50%死にかけている木を数十本はカシナガの被害に遭っていないことでした。枯木の原因は「カシナガが運ぶ病原菌」と言われていますが、タンデラと白瀬地区の枯木にはカシナガがナラの木に浸入した形跡はありませんでした。
 私たちは枯木の周辺の土を採取してました。ナラ枯れの原因は土壌に隠されているのではないかと思っています。そこで私たちは、必死になって生きようとしているコナラ、ミズナラの周辺に持参した炭粉50㎏を散布しました。元気になってくれよ!、と言葉をかけて炭粉を蒔きました。
 夜は、佐渡の自然を愛し、文化を大切にしている皆さんと交流会を行いました。

P6111223

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/330076/20152355

ナラ枯れの原因は土壌に隠されている?を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

森びと検索

最近のトラックバック