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2009年6月11日 (木)

日本の山をはげ山にするな

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 おはようございます。昨日から新潟県佐渡を訪れています。目的はナラ枯れ調査です。1980年代から日本海沿岸を中心に発生しているナラ枯れが、今や22府県に拡大しいる現状を把握するためです。特に、その原因は何か、を突き止めたく当委員会内に設置した日本の森を守るための「提言作成委員会」のメンバー2名とカメラマン1人が佐渡に入っています。
 昨日は佐渡で植物調査をしていた牧さん、現在も植物調査・研究を続けて中川清太郎さんの案内で大佐渡の梅津川上流周辺を観て回りました。独立行政法人・森林総合研究所等によれば、ナラ枯れはカシノナガキクイムシ(以下、カシナガと言います)が運ぶ病原菌(ラファエレア・クエルキボーラという糸状菌)が原因と言われています。
 1980年以前も散発的にナラ枯れの被害がありましたが、その後、カシナガはどうしてミズナラやコナラ等に飛来し、その被害が拡大しているのか、を突き止めたいと願っています。木は根、根は土といわれてますが、ミズナラやコナラが何かの原因で弱わり、この弱った木にカシナガが飛来し、菌を運んでいるのではないか、と私たちは思っています。つまり弱りかけている原因を突き止めることができれば、と願っています。
 現在は小雨ですが、8時30分から調査開始です。
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