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2008年11月 7日 (金)

本物の“森びと”になってほしい

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 明日は第4期「森びと教室」の最終講義です。その準備を兼ねて事務局は、「森びと広場」の環境整備をしました。天気は晴れ、気温12度で、何もせずに立っていると肌寒く感じます。「作業ノート」を見ると、昨日は霜が降った、と書いてありました。
 臼沢の植樹会場に入ってみると、植樹した木々の葉は写真のように鮮やかな秋色になっていました。広場に戻って環境整備をしていると、苗木がポットから数本抜かれているものを発見しました。人間のイタズラなのか、と思いましたが、ポットに付いている傷を見て、猿の仕業と感じました。苗をポットら抜くと、土の中にはドングリが埋まっていることを猿は学習しているのかと、思いました。
 苗木分けを終え、遮光ネットを覆い、その後、撒水をしました。本日で、苗木分けが終了しました。分けた苗木はトータルで18350本程になりました。作業を終えて、帰り支度をする16時過ぎには気温が8度になっていました。明日、この木々の葉は一段と鮮やかな色に変化して、輝かしい紅葉が見られるのか、と考えると嬉しくなりました。4年前に植えた木々の持つ「力」に感謝です。
 ブログをアップしていると、窓ガラスを通して北風が吹いていることに気づきます。風が吹く度に、寒風に晒される木々は歯を食い縛って堪えていることを思うと、身が締まります。明日、森びとインストラクターに認定される予定の皆さんには、本物の森びとになってほしい。寒風にもめげず、森のなかで五感を磨き、知恵を豊かにして森の破壊者に起ち向かってほしい。

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