2025年8月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

« 2024年3月 | メイン | 2024年5月 »

2024年4月の16件の記事

2024年4月 8日 (月)

無言のかたり木「孤高のブナ」保護の下見完了

Dsc00035

Dsc00053

Dsc00061    本日(4月8日)足尾ダムゲートに4人が10時に集合して、4月29日に開催する中倉山ブナ保護の下見をしました。曇りですが雨では無いのでホットしました。登山口までコンクリートの道に整備されてビックリです。

Dsc09968 登山口から急斜面の道を登ると藤ツルの樹皮が動物にかじられていました。動物が食べるものが無い冬の時期に生きるための生命力を感じました。

Dsc09975

Dsc09976 Dsc09986

Dsc09981

Dsc09985

Dsc09969

Dsc09990また、地面に落ちたどんぐりから目が出ていて春を感じました。

Dsc09993

途中にまだ雪が残っていてビックリです。Dsc00001 稜線に孤高のブナを見ることができてホットしました。希望のブナから新芽がでていました。

Dsc00009

Dsc00032

Dsc00022

Dsc00024 孤高のブナの松木川の斜面地を調べると新たに地面が流れているのを発見しました。

Dsc00043_2

また、種と黒土が入った袋を何処に張り付けるの検討をしました。

Dsc00046

Dsc00040 煙害に耐え、寒さと人間が立っていられない強風に耐えて生き抜いている「孤高のブナ」をさらに元気になって欲しいと思いました。そして、その遺伝子を受け継ぐ「希望のブナ」も大きくなって欲しいと思いました。雨に降られることなく無事下見をするとこが出来ました。

 4月29日の無言のかたり木「孤高のブナ」保護に多くの皆さまが参加されますようにお持ちしおります。 

 本日の参加者は、山田、大津茂美、坂口と筆者でした(敬称略)。お疲れさまでした。

(報告者:済賀正文)

2024年4月 7日 (日)

原発回帰と気候危機に向き合う意見交換会を開催

 昨日(4/6)、一般財団法人日本鉄道福祉事業協会と森びとプロジェクトは共催で「原発回帰と気候危機に向き合う生活を考える」意見交換会を開催し、東京都品川区の目黒さつきビルとZoomによるオンライン形式で開催しました。

20240406_082440

 開会に先立ち、1月1日発生をした能登半島地震で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りし、黙とうを捧げました。司会は森びとプロジェクト第3期インストラクターの矢野雅之さんが務めてくれました。Photo 主催者あいさつに立った森びとプロジェクト桜井代表からは「原発のない社会、気候危機に向き合う社会を考えていく」「3・11により南相馬市でも2,500人以上が避難を余儀なくされており、過疎化や女性が戻って来ない現実がある」「子孫にツケを残さない」等が語られました。

Photo_2 その後、今年1月1日の能登半島地震の震源地の近くである石川県珠洲市では、1975年に原発が建設されようと計画が持ち上がり、住民の反対運動とそれを切り崩す電力会社側との計画凍結までの28年間の闘争がありました。住民側で中心に闘ってこられた住職の塚本真如(まこと)さんから、闘いに立ち上がった思い、電力会社による住民の懐柔、次世代を生きる私たちへのメッセージをいただきました。特に最後に語られていた亡き父から「強い者の味方をしたら坊主じゃない」「迷ったら困難な方を選べ」という親鸞聖人の教えが原点にあるということをおっしゃっていました。Photo_11
 続いて、科学ジャーナリストの倉澤治夫さん(森びと科学アドバイザー)より、原発総体を考える問題提起をいただきました。日本の置かれている環境、写真で見る能登半島地震、志賀原発で起きたこと、珠洲原発を白紙撤回に持ち込んだ住民の闘い、東電福島第一原発事故を振り返る、原発事故から逃げられない、そして日本の教訓について長年の取材に基づいた写真や資料を用いて分かりやすい内容でした。

Photo_7

3

4

5

6

7 そして、山崎誠衆議院議員(森びと政治アドバイザー)からは、日本政府の原発政策の現状と問題点を報告していただきました。

Photo_8 ↓の新聞記事は、前日(5日)の衆議院経済産業委員会での記事です。

D6fc7383ddfc40d9a28f96fc3393ed69 

 3名の方からの話や問題提起、報告を受けて参加者からの意見がありました。

Photo_4

Fc_2 Photo_6

Fc_4

Fc_5

 まとめでは、一般財団法人日本鉄道福祉事業協会森づくり主任であり、森びとプロジェクト副代表の清水卓より3名の方及び意見をいただいた皆さんへのお礼が述べるとともに、最後に被災地に立って脱原発・脱炭素社会を身体で学ぶために次世代のメンバーが訪れ、ブログ等で発信をしていくことが語られました。

Photo_9

 閉会のあいさつは、一般財団法人日本鉄道福祉事業協会・田城郁代表理事より行いました。

Dsc09462

 今回の意見交換会で参加された皆さんと、珠洲原発建設阻止の闘い、3・11での東電福島第一事故からの教訓を現在に生かしていくために開催を計画しました。日本政府は原発回帰を進める中、能登半島地震が発生し、志賀原発では運転停止中の1、2号機の変圧器2台から油が漏れだし使用不能になるなどのトラブルが起きました。想定外では済ますことのできない自然災害により原発の危うさが露呈しました。そもそも地震大国の日本、島国日本に原発があるリスクは計り知れません。国会では山崎衆議院議員が闘ってくれてはいますが、一日も早く再生可能エネルギーの拡大を進めていかなければなりません。いのちと健康を守るために、労働現場や生活現場から何をしていくのか、できることを一つずつやっていきましょう。

Zoom

Photo_10 (運営委員・小林敬)

夏の陽気の松木沢!「みちくさ」オープン、お客様は?桜は?

 今日の足尾・松木沢は晴れ、朝9時で19℃もあり昼には23℃にもなって、まるで夏の様!

Dscn9578

「みちくさ」がオープンし、案内する舎人も新人の山田さん!初仕事で、森びとの旗を掲げたり、部屋の椅子を拭いたり、水源の点検をしたりと大忙し。

Dscn9567

Dscn9557

Dscn9565

Dscn9559

 マニュアルに沿って作業をこなしていく山田舎人、気になるところはスマホで映像に残しておく。なるほどと感心をするが、今は皆そうしているようだ。その後、放射線量の測定をするため「みちくさ」に続く道路でとんでもないものを見てしまった。道路幅いっぱいに雨水がたまっている場所があった。以前から気になっていたので、溝を掘って排水してやろうと思ったら、泥水の中に黒いものが見えた。

Dscn9560

Dscn9561 カエルの卵が産みつけられていたのです。今朝2人とも知らないで、この上を車で通っていたのでした。なんでこんな場所に?、いつからここにあったのか?真相はわからないが、ひとまず安全な場所に引っ越しさせました。

 「みちくさ」に戻ると7人のハイカーが松木渓谷の散策で歩いてきました。「行けるとこまで行ってくる。帰りに寄れたら寄ります。」と立ち話をして奥に向かいました。しかし、閉舎するまでには、戻ってきませんでした。それでもスタートの日に、カエル数百匹の命を救ってあげたことに満足し、すがすがしい気分で初日の舎人を終えました。

Dscn9568

 気になる桜は!と言えば、どの桜も一輪も咲いていませんでした。「松木の標本木」と言われる桜(鳥獣観察の皆さんが居るすぐそばの桜)はもう明日にも咲きそうですが、待つことの楽しさを感じましょう。

Dscn9580

本日の線量・0,078μ?       舎人は、山田浩、橋倉喜一(報告)でした。

2024年4月 4日 (木)

お待たせしました!4月7日「みちくさ」オープンです!

 春遅い足尾・松木沢にも、その足音が聞こえてきました。東京からは、桜が満開になってきたとの便りが届きます。負けじと足尾駅前の桜が開花していました。

Dscn8108

 そんな中、交流広場「みちくさ」が7日にオープンします。松木沢を訪れる皆さんの休憩所・交流を深める場所として、今年は土・日・祝日に最大限オープンを目指します。(オープン日は、森びとのホームページをご参照ください)。休憩しながらお茶やコヒーを自由に飲んでいただけますし、水洗のトイレ、ドコモだけですが携帯電話も使うことが出来ます。

Dscn7829

Dscn9538
 「みちくさ」が建っているこの地を、私たちは「松木郷」と呼んでいます。銅山の煙害、木の伐採、火事などによって緑が失われ、生活の糧のみならず生命の危機にさらされ、旧松木村の人々はこの地を追われました。その無念さは、どれほどのものだったのでしょうか。 

Dscn7894

 私たちは「山と心に木を植える」を合言葉に、19年間植樹と育樹を取り組んできました。マッチ棒くらいの太さの苗木が、今は大人の太もも位の太さに成長しています。しかし、緑にあふれ自然豊かな旧松木村を目指すのには、まだまだです。100年先を展望して、森づくりに励んでいきます。

Dscn8113(去年の写真です)

Dscn8116(去年の写真です)

 今「松木郷」は、長く厳しい冬を乗り越え、芽吹きの春を迎えようとしています。ミツマタ、コブシ、レンギョウ、そして森びと広場を中心にした様々な種類の桜。それらを眺め、緑の木々達が創り出したうまい空気を胸いっぱいに吸い込んで、松木の春を楽しんでください!

「みちくさ」でお待ちしています。

                           報告  みちくさ舎人・橋倉喜一

2024年4月 3日 (水)

穏やかな陽射しの中での環境・森づくり

 さくらの花もようやく咲きほころびはじめ、なんとなく気持ちも穏やかになってきたのもつかの間、早朝の地震(4:24)の揺れで目が覚めた筆者。本日(4/2)は、応援隊の作業日のため安全運転に心がけ南相馬市の育苗場に向かいました。目の手術から一か月経過し久々の森作業とあって応援隊のスタッフと会えることの喜びと苗木の生長ぶりを見る楽しみという気持ちが以前よりふくらみワクワクしていました。(笑)

Photo 早速、岩橋事務局から、本日の作業内容が話されました。ポット内の草取り、発電機を利用したホースの切断と廃棄処分・整理、育苗場の周りの防寒ネット外しとチェック、水撒き作業、強風によって倒壊された簡易物置小屋の後片付けをすることにしました。202442_2

202442_4

202342

202442_5

202442_6<強風によって倒壊した簡易物置小屋の後片付け作業>

202442_7

202442_8<丁寧に水撒き作業をする小川スタッフ・・かなり乾燥していたため時間をかけて行いました>

202442_9 休憩タイムでは、あったかいコーヒーと団子を食べながら今後の事業計画と意見交換を行いました。能登半島地震から3か月た経つというのにいまだ断水やインフラ整備も復興も加速されれていない状況。こうした厳しい現実から私たちは何を教訓にしていくべきなのか。スタッフから、13年前東日本大震災、福島第一原発事故、津波を経験したことを思い出し備えと心構えを意識をもって考え向き合っていくことの大切さが話されました。 原発回帰、再稼働といっているが福島第一原発事故をなんと思っているのか、絶対、福島を風化させない、二度と悲劇を繰り返さないために情報を発信していこうと話されました。。

2024316 <この写真は2024年原発のない福島を!県民大集会で全参加者でアピールしました。3月16日パルセいいざかにて(筆者)>

私たち応援隊、森びと福島県ファンクラブは4・6「原発回帰と気候危機に向き合う生活を考える」オンライン会議に積極的に参加し議論を深めあい共有化を図っていくこと確認しあいました。

202442_10 大変お疲れさまでした。渡部顧問から、旬の新玉ねぎをいただきました。いつもありがとうございます。

 山田事務局からの紹介で応援隊に新たな女性メンバーが入ります。一緒に頑張っていきましょう。

202342_2

本日の参加者は渡部顧問、松林代表、小川事務局、山田事務局、岩橋事務局、、道中内スタッフ、松本スタッフ、宮城県ファンクラブ林代表、筆者東城でした。

 森作業、終了後に小川事務局からお手伝いの依頼があった4月20日の桐100本の植樹会場(原町区北新田東畑)の下見視察してきました。(復興のため5年前に原町中央ロータリークラブと東京一ツ橋ロータリークラブとの合同主催)

20242

5202442<5年前に植樹した桐の苗木は樹高5m以上に生長>

                 (報告者 東城敏男)

2024年4月 1日 (月)

「脱原発」を問い直す時がやってきた

20240401 先月に開催された運営委員会では1月発生した能登半島地震に関して意見交換をし、桜井代表の意見を訊いて、私はドキッ!としました。それは、能登半島地震では志賀原発のトラブルと地域住民の避難場所や避難方法が大きな課題として私に突き付けられ、森びとプロジェクトの規約にある「原発に頼らない・・・」とする活動はどうあるべきかを改めて議論していく必要があるのではないか、と自問自答しました。

 桜井代表は、東電福島第一原発事故時は“能登地震と同じように、道路は寸断され、避難するにも行くところは制限され、住民は孤立するのではないかと思った。県外へ避難しようとした市民の受入れ抑制をかけた一部行政、避難した市民への嫌がらせ等があり、「棄民」としての扱いを感じた”(要旨)と述べました。

 原子力発電関連産業を押し進める人たちには、弱者のいのちや健康よりも目先の利益が優先され、それを支える政治があり、雇用問題と関連業界・地方行政の財政的潤い等が岩盤のようになっています。この岩盤は情緒的な怒りやあるべき論だけを語り合っていくだけでは砕けないと思います。  

    地震大国日本、地震はいつ起こるか分からない、自然界の脅威をコントロールできない私たち。そして日本の原子力発電所は能登半島のような地域に多い。その上、想定外の異常気象が世界中の人々のいのちと健康を脅かし、その猛威は年々巨大化しています。この現実から目を背けずに、いのちと健康を守ることを第一にした活動を練り上げていかなければと思います。

20240401_154249_3    私は、珠洲市の住民が原発を稼働させなかった20数年間の住民運動からそのヒントを見つけだしたいと思います。6月の第5回総会で会員の皆さんと意見交換できることを願っています。(運営委員・大野昭彦)

森びと検索

最近のトラックバック