松木渓谷から吹き抜ける風が心地よい臼沢・臼沢西の森の草刈り
本日は7月20日(水)、育樹デーです。足尾の天気は晴れ。雲が多く9時の気温は25℃でした。さっそく朝のミーティング、加賀スタッフから本日の作業説明を行い、午前中は臼沢の森と臼沢西の森の草刈りを行い、午後はりんねの森の土壌改良ブロックに植樹用の穴を掘る作業を行うことにしました。
臼沢の森は加賀さん、済賀さん、筆者清水。臼沢西の森は鎌田さん、山本さん、松村宗雄さん、松村健さん、柳澤さんに班分けしました。臼沢の森は刈り払い機と鎌での手刈り、臼沢西の森は鎌での手刈りです。道具を軽トラックに乗せ臼沢の森に出発しました。
臼沢の森の階段を上り、まずは最上部から2段目の植樹地の草刈りを行いました。草を刈ると虫たちが飛び跳ねてきます。出てきた虫を食べに来たのか、ウグイスが木の上で鳴いています。また、ヒグラシの鳴き声も響きわたり、トンボも飛び交っています。これから夏本番ですが秋の気配も感じられる草刈りとなりました。
長袖シャツで草刈り作業を行うため体がほてってきますが、松木渓谷からの風が臼沢西から臼沢の森へと吹き抜け、体を冷やしてくれました。臼沢の森は3段目の半分まで刈り進むことが出来ました。草の中に埋もれた苗木も多く、鎌での手刈りも慎重に行いました。
臼沢西の森では西側の上部から草刈りをスタートさせ東側へと刈り進めました。草を刈っていると草の中に蜂が潜んでおり、松村健さんが左手の指をアシナガバチに刺されてしまいました。すぐに刺された箇所の毒を出し、水ですすいだ後、氷で冷やしました。済賀さんに同行していただき足尾双愛病院に向かい診察と治療をしていただきました。
臼沢西の森の植樹地は、土留めに細長い甲羅板を使用しており、石や岩を甲羅板側に寄せて黒土をいれるため、隙間に蜂が巣を作るようです。なので、どこに巣があるか見つけるのも難しい場所になっています。終了ミーティングで、「刺されてからの対処ではなく刺されないように長い棒で草むらをたたき、蜂が潜んでいないかを確認したらよいのではないか」「薄手の手袋ではなく、ゴムの手袋や皮手袋、厚手の手袋を使用するようにしよう」など意見を出し合いました。
午後の作業は、臼沢の森入口東側の金網が倒れており、鎌田さんと山本さんが新しい獣害柵を軽トラに積み修繕に向かいました。松村宗雄さんはみちくさの畑の草取り、他のメンバーはりんねの森の土壌改良ブロックの穴掘りと苗木への撒水を行いました。
土壌改良ブロックは土壌の中に小石や岩がごろごろしており穴を掘るのも一苦労。ツルハシ、マンノウ、スコップを使い穴を掘り、黒土を入れて元の土壌と混ぜて篠竹を立てて目印にしました。18か所の植樹場所をつくりました。
草取りを終えて、りんねの森に合流した松村宗雄さんから「甘茶(アマチャ)の花が咲いた」と報告があり、林子さんが写真に収めてくれました。
15時過ぎに作業を終了し、道具を片づけ、終了ミーティングを行い16時に解散、帰路につきました。今日は、柳澤さんが玉ねぎとお菓子、松村宗雄さんがピーマン、林子さんがお菓子を差し入れてくれました。ごちそうさまでした。
本日の森作業は加賀さん、鎌田さん、山本さん、松村宗雄さん、松村健さん、柳澤さん、済賀さん、林子さん、筆者清水でした。(報告 清水 卓)
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