第10回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭、無事終了!
昨日(6/5)、福島県南相馬市小高区塚原地内において第10回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭が開催されました。天気は曇りで、気温は15℃程度で少し肌寒いくらいでした。現場の会場では、6月1日より準備が行われており、地元の応援隊の皆さんも2日から参加をしていました。
2013年10月6日の第1回目の植樹祭から回を重ねること、今回で10回目。当初から南相馬市の進める「いのちを守る森の防潮堤づくり」を応援してきた私たち森びとにとっても、応援隊の皆さんにとっても感慨深い植樹祭となります。3年ぶりに市外からの参加者の入った植樹祭となり、岩手県、秋田県、宮城県、福島県、栃木県、茨城県、千葉県、群馬県、東京都、神奈川県から森びとインストラクター等が参加をしました。
会場に入るとすぐに設置された献花台。鎮魂復興を忘れない植樹祭であることを忘れてはなりません。花を手向けて、祈りを捧げました。
その後、当日参加のインストラクターが合流して、注意事項などの打ち合わせを行い、市役所のリーダーとあいさつを交わし、参加者を待ちました。
開会あいさつは、実行委員会の副実行委員長を務める森びとプロジェクト・中村代表からでした。
開会式後、各ブロックに分かれて植樹リーダーの指示のもと、植樹が開始されました。私が入ったB-4の植樹リーダーを務める市役所の山田君は、地元相馬農業高校出身。実は2013年の第1回植樹祭をした時に同校の農業クラブの理事長をしていたこともあり、植樹リーダーをしてくれ、また開会式で壇上にも故宮脇先生やAKB48らと立ってもらいました。その山田君が市役所に入って4年経ち、今回再会をしました。さらに、そのブロックには母校の相馬農業高校の生徒さんが多くいました。昨日、植樹リーダー研修を受けていたこともあり、一つひとつ丁寧に作業の説明を行っていました。
話を聞いていた相馬農業高校の皆さんも先輩の指導に熱心に耳を傾けていました。
先生によると、コロナにより植樹祭にも3年ぶりの参加だということで、当初は緊張も見えましたが、慣れてくると声が出始めて、夢中になっている姿が印象に残りました。
藁を下から上にリレーし、最後は縄をかけて、無事に終了しました。
昨日の参加者は1000人。コロナ禍ということもあり、参加者は伸び悩んだようです。今回10回目の区切りを迎えましたが、主催者あいさつで市長は来年以降も行う意向を示しました。森びととしても来年以降どのように応援していくかを運営委員会でも参加者の意見を踏まえて議論していきます。応援隊の皆さん、協力いただいた森びとインストラクター、スタッフ・サポーターの皆さんありがとうございました。
(報告:運営委員・小林敬)
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