青空のもと、2022年第1回里親植樹を行いました。
本日5月18日(水)は月に1度の育樹デー。2022年「里親植樹」スタートの日です。
昨日までの雨天が噓のように、朝から快晴です。天空の森から岸井成格さん(旧NPO法人森びとプロジェクト委員会理事長)や宮脇昭さん(同最高顧問)がエールを送ってくれていると感じる1日となりました。
昨年、コロナ禍で地球温暖化に少しでもブレーキをかけたいと植樹を希望する方に代わり、足尾スタッフが「臼沢西の森」に苗木を植えてきました。今年は会員の皆さんや森ともの皆さんと植樹が出来ることを願いましたが、まだまだ世界中で新型コロナウイルス感染が落ち着きません。今年第1回となる「里親植樹」には84名、3団体の皆さんから参加申し込みをいただきました。
本日の育樹デーには森びとスタッフ・サポーター10名が参加。「中倉山のブナを元気にする恩送り」に申し込みをしてくれた香港からの留学生キンバリーさんも参加してくれました。
9時からコーヒーを飲みながら作業打ち合わせを行いました。午前中は臼沢西の森に「里親植樹」、次回に向けて黒土の荷揚げ。午後は「りんねの森」の獣害柵に目の細かい金網の張り付け、獣害柵外側にスカート柵の取り付けを行うことにしました。
昨日までに苗木やスコップが「臼沢の森」入口の柵内に準備されているので、背負いカゴと背負子を軽トラに積み「臼沢西の森」に向かいました。本日の植樹地「C、B、あ、い」の順に苗木を運び、同じ樹種が並ばないように苗木を確認しながら篠竹のところに並べていきました。
まずは階段東側の「C、B」植樹地から植樹をスタート。植樹地の砂土を掘り、黒土と“まじぇる、まじぇる”して土壌を柔らかくし、苗木を丁寧に植えていきました。植えた後は風で苗木が振られないように一本一本麻ひもで篠竹に縛りました。9時の気温は16℃でしたが陽が照り付け汗ばむ陽気となりました。時折松木川源流から吹き抜ける風が心地よく感じ、緩斜面の森からはエゾハルゼミやキジの鳴き声が響き、私たちを応援してくれているようでした。
「C、D」を植え終えた後は階段西側の「あ、い」の植樹地に移動し植樹を行いました。160本の苗木を植え終え、記念撮影です。
水分補給の小休止を取り、次の作業に移りました。階段に一列に並び、黒土のバケツリレーです。本日初めて植樹を行った山内さんとキンバリーさんが下を固め、黒土を上げてくれました。穴の開いた黒土の袋には雨水がしみ込み、持ち上げるたびにズシリときます。中腹の植樹地まで荷揚げし、12時に完了したので下山し道具を片付け、昼食を摂りました。林子さんからお菓子、清水から水羊羹の差し入れがありました。ありがとうございました。
午後は、森びと広場下の「りんねの森」植樹地の獣害柵に目の細かい金網張りとスカート柵を取り付けました。松村宗雄さん、済賀さん、大塚さん、山内さん、キンバリーさん、林子さんが手分けし、目の細かい緑の金網を広げながら針金で獣害柵に取り付けていきました。
鎌田さん、山本さんは松木川河川敷の「りんねの森」に鎌田さんが持参したヤナギの幼木20本を植えました。
加賀さんと筆者は、苗床の苗木が葉を出し始めたので撒水するために水源からの給水ホースの確認を行いました。ホースの継ぎ目が途中で外れており、つなぎ直して水が流れることを確認して苗木に水をかけました。苗木の葉に水が滴り、苗木も気持ちよさそうです。
2時半過ぎに全員で獣害柵スカートが跳ね上がらないように、岩を置いていきました。3時を過ぎたので本日の森作業に区切りを付け、終了ミーティングを行って帰路につきました。本日参加した留学生のキンバリーさんからは「木がないところに森をつくることは、現場に来なければ分からない。楽しかったです」と感想を伝えてくれました。
地球のため、愛する人のため、これからの世代のため、木を植える活動「里親植樹」への参加をお待ちしております。
本日の作業者は、加賀さん、済賀さん、鎌田さん、松村宗さん、大塚さん、山本さん、山内さん、林子さん、キンバリーさん、筆者清水でした。「里親植樹」、森作業お疲れ様でした。
(報告 清水 卓)
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