土を運んで、意見を交わして
今日は臼沢西での集中作業と意見交換会を行いました。曇り空からぽつりぽつりと冷たい雨があたる空模様で、午後からは本格的な雨に見舞われました。春はもう少し先のようです。そんな中でも、あかちゃんキジと、寝ぼけたシカと、賑やかなサルが出迎えてくれました。
午前のメンバーが集まると、冒頭は、運営委員である大野さんと清水さんの挨拶で開始です。仁平さんの奥様からの差し入れ(焼き菓子)を頂きながら今日の作業を確認しました(美味しかったです。ありがとうございました!)。
午前中は、集まった13人で、森びとで今年から始める「里親植樹」の会場となる、臼沢西の植樹地に腐葉土を運びあげる作業を行いました。「里親植樹」は足尾にくることのできない方々の代わりに木を植える活動で、1000円の寄付を頂いて森びとが1本の木を植える、というものです。
雨で重くなった腐葉土は、お店の売り場にあるものに比べて倍はありそうな重さです(私の脳内比)。それでも黙々と、最終的には1時間半をかけ、13人で243袋を上げ終えました。いつものスタッフは平気な顔をして軽々と作業をしていましたが、久々のメンバー(私とか)はかなりヘビーなトレーニングとなりました。
臼沢西は、以前は大きな岩が散らばるガレ場で、木が植えられるような場所ではありませんでした。足尾のあたりもそうですが、荒地での植樹はたいてい重機を使って整地したところに木を植えることが多いのですが、森びとは基本手づくりで地球にやさしい森づくりをしています。長い時間をかけて植樹ができる環境に作りかえることができました。
このような大変な準備と手間をかけて「里親植樹」事業の準備を進めています。たくさんの皆さんが間接的にでも木を植えてくれることができたら本当にうれしいですね。
午後からは足尾のスタッフと担当の運営委員が集まって、来年度の森びと事業について意見交換を行いました。外のうんしゅう亭で行う予定でしたが、気温が低く、雨も強くなってきたので、部屋の中で換気に注意しながら薪ストーブを囲んでの会議となりました。森づくり代行「里親植樹」、植えた木々のブラッシュアップについて、4/29の中倉山ブナ保護登山などがテーマで、皆それぞれの意見を出し合い、充実した時間を過ごすことができました。
本日の参加者:弘永、小川、加賀、鎌田、山本、済賀、仁平、高橋、清水、宮原、大野、橋本、福原、橋倉、井上(報告:小黒)
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