いのちの森に感謝を込めて今年ラストの森作業
本日は12月26日(土)、足尾ダムで森作業に参加する皆さんを待っていると雪がちらつき、松木渓谷方面を眺めると真っ白です。9時40分には参加者全員がゲートを通過、陽が出ることを期待しながら森びと広場に向かいました。
森びと広場の気温は2℃、作業小屋で暖を取り、コーヒーを飲みながら本日の作業打ち合わせを行いました。本日の森作業責任者の大野さんより「今日は今年最後の森作業日となります。20日の森作業集中日に終了しなかった臼沢上部の獣害柵の補修を行い、下山後は作業小屋、みちくさの清掃を行い、締め飾りをつけて終了です。」と作業内容の報告がされました。コロナ感染防止のため体温を計測し、作業はマスク着用を確認。早速、補修網やペグ、道具を背負い臼沢に向かいました。
20日の集中日は雪の中での作業でしたが、今日は雪も解け、階段を登ると汗が出てきます。大汗をかかないように休憩を取りながら補修現場に到着。
現場打合せを行い、修繕箇所を確認。西側斜面は加賀さん、小川さん、松村健さんと清水。上部は鎌田さん、大野さん、橋倉さんの2班に分かれ修繕作業を開始しました。作業を行っていると時折、山の頂上から雪が吹き付けてきます。
獣害柵の上部には修繕用の出入り口が無かったので、幹ガードを利用して出入り口をつくりました。
12時30分に補修が完了したので下山しました。下山しながら階段両脇の木々を見ると、幼木の皮がかじられているのが見受けられます。エサとなる草の無くなる冬場は鹿も命がけです。獣害柵が破られては補修の繰り返しですが、動物たちが命をつなぐ森に生長していることも実感します。
作業小屋に戻り昼食を摂り、食休みも取らずに作業小屋、みちくさの清掃です。床の泥を掃き、モップをかけ、窓ガラスを拭き上げました。
掃除終了後は、門松を飾り、締め飾りを下げ、1年間の森作業に感謝の意を表しました。新型コロナウイルス感染の鎮静化が見えない状況ですが、2021年も気候変動・地球温暖化による自然災害を少しでも食い止められるよう、多くの森ともの皆さんと共に、いのちの森づくりを推し進めていきます。
本日の森作業は、鎌田さん、橋倉さん、松村健さん、大野さん、加賀さん、小川さん、筆者・清水でした。
(報告・清水 卓)
コメント