足尾・松木の里では、桜が咲き始め、林床にも可憐な花が咲いています。
今日は4月19日です。24節季では「清明」。『万物発して清浄明潔なれば此芽は何の草としれる也』の「清浄明潔」を略したもので、清々しい空気に満ち溢れ、空は清らかで日差しは明るく万物が鮮やかに見える時期です。しかし、世界中で猛威を振るう「新型コロナウイルス」によって霞がかかり、終息の見えない「季節」となっています。
今日の森作業は栃木県の森びとスタッフで行いました。参加するスタッフは他人との接触を極力減らすため、各自の自家用車で直接足尾に集合します。
スタッフはいつもより早い8時20分にダムゲートに集合。作業小屋でコーヒー・紅茶を飲みながら本日の作業打ち合わせです。午前中参加の橋倉さんは、福島県南相馬市・防潮堤植樹用苗木の整理。このシロダモの苗木は故竹内アドバイザーが種子を採取し、足尾で育てた2年目の苗木です。民集の杜の獣害柵の修理、枝伐りは鎌田さん、小川さん、清水で行うことにしました。
シロダモの苗は、生長の具合を見て選別し、生長の良い苗が1000本(50トレイ)、遅い苗が120本(6トレイ)トレイに整理しました。常緑樹のヤブツバキは46本(3トレイ)トレイに整理しました。
民集の杜では、獣害柵の修理を行い、樹木の枝伐りは2014年植樹地を行いました。ウグイスの「ホーホケキョ」という鳴き声やキジの「ケーン・ケン」という鳴き声が響く中での森作業となりました。昼食休憩をとった後、午後の作業で民集の杜に入ると、すぐ近くでキジの鳴き声が聞こえ、目を凝らすと森の中にキジ(雄)を発見しました。伴侶(雌)を探しに来たようです。
2014年のJREU千葉の植樹地の枝伐りを終えた後、2016年の植樹地に移動。作業に夢中になると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。15時30分を過ぎたので作業を終了し杜を移動していると、目の前を一目散に走り去る動物がいました。アナグマです。民集の杜にはアナグマの巣穴が数か所ありますが、目の前で見たのは初めてです。足が速すぎてカメラに収めることはできませんでしたが、多くの生き物が暮らす杜に成長したことを実感できる作業日となりました。
感染拡大を防ぐために「外出自粛」を余儀なくされる「森とも」の皆さんに足尾の桜や草花を届けたいと思います。
本日の森作業は、鎌田さん、橋倉さん、小川さん、清水でした。
(報告:清水 卓)
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