“森の木々”に新年のあいさつ。寒風に負けず森と生きる2020年をつくります。
本日1月4日の旧松木村は快晴です。森びと広場・作業小屋10時の気温は1℃。時折寒風が吹き、風花が舞い、体感温度は氷点下に感じます。
2020年初の足尾入りですので“森の木々”に新年のあいさつをし、弘永さんと本日の作業打ち合わせを行いました。今日は、苗床のポット苗への撒水と、遊働楽舎“みちくさ”のソーラー移設場所の整備を行うこととしました。
水源を確認すると沢はカラカラでした。奥の堰堤を見るとチョロチョロと水が落ちていますが、乾いた土に吸収されてしまうようです。
ですので、ハウス内のタンクに溜めた水を漏斗(じょうご)に汲み、ポット苗に撒水しました。給水をまっていた苗木たちは、うれしさを表すかのようにキラキラと輝いています。
この15㎝ほどの苗木たちは、寒さに耐え一生懸命ポット内に根を張り、大地に植えられる時を待っています。
撒水後は、ソーラー移設場所の準備です。単管、継手、大ハンマー、水平器などを準備し軽トラで“みちくさ”に移動しました。1mの単管を打ち込み基礎をつくろうとしましたが、予定した箇所に大きな石があり、場所を移動。鉄筋を大ハンマーで打ち下穴を開けようとしましたが表土が凍っていて鉄筋を打ち込めません。ツルハシを取りに行き、再チャレンジです。地表から10cmほどが凍土となっており、ツルハシで表土を剥がすのも大変でした。
約2m四方に基礎となる単管を打ち込み、継手を使用して2mの単管を継ぎました。水平器を使い、水平を計りながら横に単管を取り付け、大まかな枠をつくることができました。
新年の森びと広場周辺では、サルの群れがエサを求め移動し、シカが草を食み、トンビが空を舞う姿を見ることができました。正月休みで工事の音も無く、静かな松木の里は、森に寄生する動物たちの“ふるさと”となっているようです。
中倉山に陽が沈み、寒さも増してきたので各小屋の確認をして本日の作業を終了し帰途につきました。
(報告・清水 卓)
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