後まわしにできない!“想定外の異常気象”と向き合う本気度
アメリカは昨年末から大寒波が襲来していることは当ブログで簡単に報じたが、アメリカで比較的暖かいフロリダ州ではその寒さでウミガメやイグアナが悲鳴をあげている。寒さが苦手なイグアナとウミガメが動けなくなっているという。
こうした中で森びとスタッフは足尾現地で心身ともに動き出し、南相馬市でもスタッフたちが動き出した。足尾スタッフの松村宗雄さんと福田哲男さんから抱負が届いている。そこに書かれている共通点は「先送り体質の克服」(松村)と「後まわしにしない」(福田)ということ。
福田さんは、森作業報告のブログ更新が翌日になってしまったことに関して、”私たちを見守り支えてくれている皆さんの気持ちに立っていなかった自分に厳しくする“という。
松村さんは、“やってできない訳ではないのにやらない自分に厳しくしなくてはいけない”、という。
日本では大雪で電車がストップしてしまったというニュースが流れ、昨年は日本大手製鉄企業、自動車企業等は不正行為で消費者の暮らしを脅かした。こうした社会現象の根っこには消費者の暮らしよりも利益優先、異常気象の猛威も利用者の足より利益優先という風が企業幹部の心を蝕んでいるのではないかと思う。
「ウミネコやイグアナが動けなくなった」という生きものたちのメッセージを生物社会の一員として受け止めなくてはならない。松村さんと福田さんの抱負の中には、森びとの“本気度!が込められている気がする。共に楽しい汗を今年も流したいと思う。(理事 髙橋佳夫)
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