獣害対策を現場で学ぶ
足尾の朝の天気は冬の森作業には絶好の快晴でした。なんか得をした気持ちになりました。気温は4℃でした。
作業小屋に集まったスタッフと苦いホットコーヒーを飲みながら、今日の作業の打合せをしました。昨日は、猿の群れが作業小屋を取り囲むように冬を乗り越える餌をついばんでいました。いよいよ本格的な獣害防止のチェックをしなければならない季節となりました。
今日は鎌田スタッフ、福原スタッフ、済賀東京事務所事務長と筆者が、早速、臼沢の森に登り、食害防止柵チェック・補修などを行いました。補修箇所は20箇所ほどありました。目立った点は、ネットの下の地盤が崩れてそこから、鹿が出入りできる穴が出来ていたことでした。
臼沢の木々の葉は濃いこげ茶色、赤色、朱色の色を残し、越冬前の栄養をわずかに蓄えているようでした。
頂上付近では、鎌田スタッフから防止柵の外側にネットを這わせるやり方の説明を受けました「尾瀬方式」と言い、防止策の効果は出ていると説明がありました。現場で学ぶことの大切さも学びました。
今日の作業によって、「外周だけでも獣害対策ができて良かった(鎌田スタッフ)」「やって良かった(済賀事務局長)」などの感想がありました。(報告 仁平範義)
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