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2017年9月の28件の記事

2017年9月18日 (月)

台風が自然にもたらすもの

本日は、昨晩台風18号が通過したこともあり、朝から気持ちのいい快晴でした。気温も朝9時の時点で25度もありました。強めの風が吹く中、みちくさをオープンしました。

すでにこの台風の通過を見計らってか、数名のパーティがすでに松木渓谷へむかっていました。川の状況をチェックするとそれほど水かさはふえてなさそうでした。

Img_5999 今日は、台風が通過したことから、昨日の雨の様子(昨日も松木にいました)と比べながら松木の自然を観察しました。

新松木では、ムラサキシメジがキノコの山をつくってました。

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バッタ(ツマグロイナゴ)がいっぱいみられました。

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トンボ(アキアカネ)もみえました。

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新松木の森では、ハチの巣があり、空き家になっているようでみちくさにもってきました。

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これはコガタスズメバチか、キイロスズメバチの昨年の巣ではないかと、みちくさに来訪の田口さんから教えていただきました。

キツネのがきて、落ちているアキグミや、ウワミズザクラの実を必死に食べてました。

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みると台風で、実が落ちたことがわかります。

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台風はこういことをもたらすのですね。

森の樹々をみると最後の夏のような日差しをいっぱいあびて吸収しているようでした。

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本日の来訪は、いつも写真を提供いただいている千葉からきている田口さんと、宇都宮在住で、登山同好会で来月、中倉山を予定して、下見にきたついでによっていただきました。

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色々なお話ありがとうございました。ぜひ、またよってください。

今日は、台風一過でちがった面での自然の様子を観察することができました。

本日の舎人: 武田・宮原 (本日の線量:0.127μ?/h)

台風一過が運ぶ爽やかな秋風と青空の下で森作業

 台風18号の災害にあった方々にお見舞い申し上げます。

Photo  日本海はこの台風で海水が撹拌され、少しは水温が下がったことでしょう。足尾・松木沢の朝は写真の通り真っ青の空と西から吹きつける台風の風が爽やかで、とっても気持ちが良い日のスターとでした。

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Photo_4  今日は、新松木の杜の秋祭りの準備作業。2012年5月に植えた新松木の杜の木々たちも写真の通り、元気に生長しています。

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Photo_9  午後3時過ぎ、作業を終えて帰る支度をしていると、二歳のキツネが挨拶にきてくれました。

Photo_10  今日の作業は秋の風が台風に運ばれて清々しい気分で行えることができました。来月下旬には楽しい秋祭りがはじることでしょう。

Photo_11  森ともの皆さんとお会いできることを楽しみにしています。今日のボランティアは松井、仁平、高橋でした。(報告 高橋佳夫)

2017年9月17日 (日)

森びとスタッフの皆様に感謝!

 台風18号の進路が心配ということもあって今日の「みちくさ」は昼にクローズしました。訪問者はゼロでしたが、当委員会の足尾宿「どくだみ荘」近所に住む塚原さんから感謝のメッセージが届けられましたので紹介します。ヤマナシ、クリ、コブシの気の早い葉は色づきはじめました。 

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Photo_3  それでは、塚原さんのメッセージです。「花が少しずつ姿を消している庭を眺める昼下がり、頭を余切ったのが森びとの皆様に感謝の気持ちを伝えよう!ということであった。

 何故なら、『森びと通信』に二度も載せて頂いたり、栃木ラジオでは高橋、倉橋さん私をアピールをしてくれたり、今月(9/1)の『森びと通信』23号では仁平スタッフから褒めちぎられたりと、会員になったばかりの私には恥ずかしいかぎりです。私は当たり前のことをしているだけのことですが、こうして皆様から感謝の言葉をもらうと人生最高であり、これを糧にこれからも続けていきたいと思っています。

Photo_4 塚原さん

Photo_5 夏の感謝デー

 7月の「夏の感謝デー」では、皆さんが苦労して植樹した「臼沢の森」で草刈りができました。急斜面の階段を何百段も登って、草を刈って、森びとの皆さんが大変であることを100%分かりました。

 「もうすぐです」、という松村スタッフの声に押され、登りきり、草を刈って後も下るまでをサポートして下さった松村さんに感謝です。これで眺めていた森から登れた「臼沢の森」になりました。また、背中を押してくれたのは斉賀さん。「みちくさ」で斉賀さんに、「東京から来るのは大変ですね」と言った私の一言に、斉賀さんは「電車に乗っていれば着くから」、というサラリとした言葉でした。感謝デーから数日後、「臼沢の森」頂上で撮った写真をアルバムにしてくれた森びとの唐澤さん。私の宝物がひとつ増えました。こうしてトントン拍子で参加できたのも皆様の心の配慮のお蔭です。ありがとうございました。

Photo_6  朝早くから夕方遅くまで活動していた高橋さん達の姿は、今も鮮明に頭に残っており、何か“心”を惹かれています。はじめは「おはようございます」の挨拶から、「みちくさ」でお昼を一緒に食べながらの話は私の愉しみのひとつになっています。

Photo_7  今では沢山の方達との出会いがあり、そんな中では雨上がりの日にはミミズが道路に出てくる話、朝顔のツルは一日かけて左回りで巻き付けていく話などはしっかりノートに書き留めてあります。雨、雪、風の強い日もたくさんありましたが、「大変だネ、この人達に奉仕する事なんてなんでもないよね」の私の言葉に、主人もうなずきます」。

P9178475  塚原さん!心温かいメッセージを届けて頂きありがとうございました。二歳のキツネたちにも人の心が届けられれば嬉しい。世界の人々に”森と生きる心”を届くように生涯森づくりを続けたいものです。(舎人 小井土英一)

 

 

台風前の一仕事

今日は事務局メンバー有志発案の足尾作業日でした。

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毎日のように現地で作業をしてくださるスタッフにくらべ、事務局は足尾に入る機会が少ないメンバーが多い、と言う自戒から、少しでも多く現地での作業をしよう!という水落事務局次長の声に集まったメンバーです。スタッフも含めて、15名が集まりました。

Dscf2938台風18号の荒天で中止も検討しましたが、午前中ならば多少の雨で済むだろうとのもくろみで、強行開催です。

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幸い予想通りの天気で、一年目、二年目の植樹地を中心に草を刈る作業を行いました。前日までのたくさんのボランティア作業のお陰で、ほとんど刈る場所がない位でしたが、残っている植樹地の下草を、丁寧に抜きました。

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民衆の杜の順調な成長や、植えていないはずの木々、虫たちとの出会いといった小さな変化を楽しみながらの作業となりました。

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午後からは、薪ストーブの煙にいぶられながら、このあとに控えた秋以降のイベント情報を一同で共有し、少し早めに解散しました。雨のなかの作業でしたが、作業後は一仕事終えた感で満足な一日となりました。

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本日の作業は、小林、水落、加賀、宮原、済賀、人見、清水、鎌田、橋倉、柳澤、武田、高橋、松井、仁平、小黒(報告)でした。

P9170284クリが大豊作!

2017年9月16日 (土)

晩秋を思わせる松木沢で、一足早い冬支度!

 9時00分、「みちくさ」の寒暖計は16℃を示していました。舎人・岡安さんの「いやーっ寒いね!」という声はちっとも不思議とは思えませんでした。ラジオでは台風18号が徐々に近づいて来る様子を伝えていますが、災害に遭わないように願うばかりです。ここ松木渓谷入口でも時々強い風が吹き、森びと旗がパタパタと音をたて大きくなびき、窓枠のサッシから「ピューピュー」と風が音をたてていました。外を見ると鉛色の雲が次々に動いていきます。

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  午前中は詰まった沢水の道管を掃除し、その後は、竹細工で余った竹を冬用の薪にしました。これで寒い時に訪れる方々の暖がとれます。自然の恵みに感謝です。正午になっても気温は17℃、気温はほとんど上がりません。いきなり晩秋の装いのようでした。外では、二歳のキツネ二匹が興味深そうに私たちを見ていました

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 こんな時でも、僅かな時間を精一杯使って花を咲かせ、世代を残そうとしている草花が沢山目に入りました。

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 そんな松木渓谷を2組4人の方々が通りかかりましたが天候の急変を気にしてか、「すいませんが急ぎますので失礼、またの機会に寄らせて下さい」と足早に帰路についていました。

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秋と言えば収穫の秋です。「みちくさ」の廻りに生きる「ミズナラ」「ウワミズサクラ」には沢山のご馳走が実っています。 越冬する動物たちのエネルギーになります。私たちもウワミズサクラの実を食すると、塾した実がとても甘く味わい深いものでした。熊が好むのが分かる気がしました。

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 間もなく、すべての生き物たちはあちらこちらから秋の恵みの恩恵を受けますが、そろそろ松木渓谷もその季節になってきました。森からの恩恵はすべての生き物たちのものですが、それを忘れて人間が独り占めするとそのしっぺ返しは必ずといって起こります。その事を肝に銘じた一日でした。本日の訪問者はありませんでした。本日の舎人は岡安・福田でした。放射線線量は 0.124μ?/hでした。

台風18号の進路が気にかかる足尾・松木沢の森作業

 気になる台風18号接近、中倉山は雲を被っていました。幸い雨は降りませんでしたので森作業にはもってこい日でした。

P9160016  朝9時の気温は12度、ホットコーヒーを飲みながら打合せ。少しでも作業が捗る様に、早速、刈り払い機を持って「民集の杜」の草刈りへ!

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Photo  作業は昨年植えた場所の今年二回目の草刈りでしたが、写真の通り草が伸び放題。苗よりも大きくなった草を刈ったり、植樹会場の周りの草を刈りました。

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Photo_4  草を刈って嬉しくなることは、植えて3年程たっているクリが小さいながらも毬栗を沢山つけていることです。今年は昨年と比べて多くのクリが実を付けてくれました。3年前は草地だった所は、実を付けたクリが元気に育っているので、昆虫から動物たちにとってみればレストラン街になっていることでしょう。

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Photo_5  15時半、みちくさ当番の二人も加わって南相馬市「鎮魂復興市民植樹祭」に提供する苗木の運搬等を話し合って今日の作業は終わりました。

Photo_6  今日の朝、松村宗雄スタッフは26年物の梅干を持ってきてくれました。今年は日照時間が少なかったので、梅干しの出来が良くないと言われていますので、小粒で美味しい梅干しに感謝です。松村宗さん!いつもご馳走様です。

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 昨日から上の写真の本を読みながら文章が読みやすく書けるように勉強しています。皆さんからのアドバイスもよろしく。本日のボランティアは鎌田、松村、高橋、仁平でした。(報告 仁平範義)

2017年9月14日 (木)

秋の彼岸入り願うことは“森と生きるライフスタイル”へ舵をきる

シンガーソングライター・チョージさんが歌っている「心の森」(森びとのイメージソング)の歌詞は、「想像できないような、千年後の未来も 今この瞬間から始まっている 僕らが植える、小さな苗たちは 共に命をかけて未来をつくる・・・・」からはじまっている。

P9118379  あと一週間で秋彼岸の入り、田んぼの畔に咲くヒガンバナを見る度に、この歌詞が思い浮かぶ。天空の河の向こうの森は想像できないが、木を植えていくことは見えない明日の僕らのふるさとになっている気がする。

P9118372  世界の人口は2050年に98億人と言われ、食糧需要は現在の1.6倍に達するという。トウモロコシは2030年頃から減少に転じ、大豆も同じ傾向となるようだ。今のペースで地球温暖化が進めばの話しだが、世界全体の穀物収穫量は伸び悩むと、農業・食品産業技術総合研究機構(つくば市)が試算した。人口増加に伴う食糧需要の伸びに生産が追い付かず、世界規模の食糧危機を招く恐れが現実化しそうだ。

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3  台風18号が上陸した宮古島では強風と大雨によって被害が出ている。その後の進路が気にかかる。想定外の異常気象対策は喫緊だが、千年先後の未来を描き、見えない明日のふるさとを苗木に託していくことはできる。

P9118381  これ以上地球を温めてはいけない。暮らしと社会を見つめ直し、森と生きるライフスタイルに舵をきっていくことも喫緊ではないか。河の向こうの先人はそれを待ち望んでいるのではないのか。、“つもり人(びと)”から“つくり人(びと)”へ(理事 髙橋佳夫)

2017年9月13日 (水)

JR東労組大宮のOBが森作業に汗し、13年前に植えた木々の生長に感動!

 昨日(12日)、足尾ダムの落水はいつもより多いと感じました。ダムゲートのそばに生きるヤマボウ

シには赤い実がたわわに実り、蜂や鳥たちを呼んでいるようでした。

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 昨日は毎週の育樹・育苗日でしたが、草取り作業に大勢の手伝いが来てくれました。JR東日本で長年働いていたOBの皆さん(JR東労組OB会)が現役の頃植えた木々たちを見て、少しでも元気にさせたいと26名が来てくれました。向かいいれたのはスタッフ6名、まずは福田哲夫スタッフから作業前の打ち合わせのミーティングを行いました。

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 最初に、大野昭彦理事(東京事務所長)から歓迎の挨拶、続いて、橋倉スタッフから作業説明をしました。

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 作業は「民集の杜」の草刈り、皆さんは今年5月に植えた幼木と競争している草を刈ってくれました。総勢32名は、二手に分かれて草刈をスタート。草は見る見るうちに刈られていきましたが、ヤブカラシのツルにてこずっている皆さんもいました。それでも、3~4人で草刈をしているスタッフの作業とは雲泥の差でした。作業はあっという間に終了しました。

Cimg6942_2  作業をしていると蜂を発見、即、殺虫剤ジェット噴射で巣のある穴を塞ぎ、応急処置。幸いに刺された人はいませんでした。草刈後は、昨年植えたエリアの草取りも行ってくれました。背の低い苗木の周りの草を抜きました。皆さんは、「たった1年でこんなにも違うのか!」と、木々の生長に驚いていました。

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草取り後は記念撮影、その後は13年前に植えた「臼沢の森」の観察会を行いました。殆どのOB会員は、一度はこの地で作業経験のある方で、「階段を何往復もした」とか、最初の植樹祭に来て植えた時の話をしていました。多くの皆さんは、13年経って生長した森を見て感嘆の声をあげていました。

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 作業と観察を終えた後は、昼食交流会。森びとスタッフが自己紹介を行い、参加者全員から感想をいただき

ました。参加者は殆どの人が森づくりの経験者で、背負子で土を運び揚げた思い出、宮脇先生から「土を舐めてみなさい」と言われ時の感想、「当時の森作業は本当にきつかった。二度と足尾には来たくなかった」などの感想を話してくれました。

 また、「久しぶりに来て、臼沢の森が本物の森に育ちつつあるのを見てよかった」「最初の植樹祭には2歳息子を連れて植樹したが、すごい森になりの感動した」「この森をつくったその一員だということに誇りを持てる」なども語られました。

 大谷OB会長は、「今回の森作業では辛くて二度と来たくないという人がいないので、来年もやります」とまとめてくれました。交流会中には、子キツネが現れ、JREUOBを歓迎しているようでした。

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JREU大宮のOB会の皆さま、未来の命の源である森を育てていただきありがとうございました。サポートしてくれたスタッフの皆さまお疲れさまでした。本日のスタッフは、大野、鎌田、松村宗、橋倉、松村健、岡安、福原、小川、福田、加賀でした。(報告 加賀春吾)

2017年9月11日 (月)

南相馬市の森の防潮堤に植えた木々は元気ですよ!

低温と長雨でうっとうしい毎日ですが9日は、お天道様もきらきら輝き秋晴れの浜通り・南相馬市でした。今日の作業はこれまでの植樹祭で植えた苗木の植生調査の準備をしました。植樹した後の最低3年間の下草取りと育樹作業は絶対不可欠となるということを肝に銘じていますので、その大切な作業でした。

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Img_0771  応援隊は、苗木の生長観察を第2回植樹祭会場(平成27年3月29日)及び第3回植樹祭会場(平成28年3月27日)で行いました。5㍍×5㍍の枠内に植えてある苗木の樹高、幹の太さ、葉の大きさや色合い等を記録しています。

Img_0772  観察は、植えた桜の生長を見ていると、3~4年後にはきれいな花を咲かせて“花見”に夢膨らませてくれる楽しい作業でした。

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Img_0775 上の写真は昨年植えた防潮堤です

 第5回植樹祭(10月14日)まで1ヶ月余りとなりました。JR東日本で働く東日本旅客鉄道労働組合の組合員の皆さんが各地で育てている苗木が今月から南相馬市の雫浄化センター育苗場に送られてきます。その受け入れ作業も行いました。

Img_0777 上野写真は昨年植えた防潮堤

  全国から集う植林ボランティアの皆さんと植える第5回植樹祭までの事前準備はお任せください。当日は、楽しく、丁寧に未来の暮らしの基盤となる森の防潮堤となる植林を成功させましょう。植樹祭会場でお会いできることを楽しみにしています。本日は、松林、岩橋、東城が作業しました。(報告 東城敏男)

2017年9月10日 (日)

足尾・松木渓谷入口の自然を独り占め?久しぶりに五感を磨く

Photo  清々しいほどの秋晴れということもあってか、9時前に「みちくさ」オープン準備をしていると双子の子を抱いた親子が松木川上流から歩いてきた。「おはようございます!」と挨拶。昨夜は松木川の河原で一泊して、自然を満喫した様子。

Photo_2  準備が終わり、放射能線量を計測しようと歩き出すと、男女3人の釣り人が上流へ向って行った。とても楽しい雰囲気でした。

Photo_3  天空では飛行機が飛ぶ音と松木川の水の流れの音、そして、残り少ないウワミズザクラの実を食べているヒヨドリの警戒心音、カケスが舞う時に鳴く「ギャー、ギャー!」という声が気持ちを和ます。

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Photo_5  10時を過ぎると、ツクツクボウシが鳴きはじめ、木々の枝にはシジュウカラが幹の隙間にいる虫を探している。なんとも言えない秋を独り占めしているようなひと時。気温は28度だというのに爽やかな沢風が心地よい。

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Photo_8  早めの昼食をしていると、上流から男性が歩いてきたので「お茶どうぞ!」と声をかけると「ありがとうございます」と寄ってくれた。男性は、足尾グランドキャニオンをアタックして中倉山登頂を試みていたが、途中、気力がなくなり山頂を断念した、と言って冷たい緑茶を飲んでいた。

Photo_9  話をしていると当委員会のブログ「みちくさ日記」をたまに見ていると言う。足尾の山々に相当登っているらしく、足尾の自然を楽しんでいる館林の男性でした。

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Photo_14 草地にはタテハの仲間の蝶、甲虫・センチコガネ、ヒカゲの仲間等の虫たちが忙しそうでした。

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Photo_12  14時過ぎ、シニア男女が小型自転車に乗って上流へ行った。以前にも来たらしく、当時の想いを描きながら自転車を押している様だった。三時頃には気分良さそうに帰って行った。 

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Photo_16 三時を過ぎても静かな松木渓谷入口。鳥の鳴き声も止み、聴こえてくるのはコオロギ等の秋の虫の鳴き声だけ。その声も対面の細い沢に流れる水の音に消されそうになる。今日は目と耳が鋭くなった気がした。

(本日の放射能線量は0.135μSv/h、舎人:高橋佳夫)

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