猛暑の中で3.000本の苗木を植えきり、暮らしの基盤をつった“つくり人(びと)”
民集の森は、植樹経験者のAブロックと植樹初心者のBブロックに区分けし植樹を行いました。10時を過ぎると少しずつ民衆の杜に参加者が到着。民衆の杜入口で植樹スタッフが植樹経験を聞き植樹会場を案内しました。入口からは2年前に植樹した森の小道を歩き1.5メートルほどに生長した木々に驚きながら、植樹会場に向かいました。
Aブロックの責任者は鎌田スタッフ、Bブロックは橋倉スタッフが責任者。初めて植樹を行う参加者へは森びとインストラクターが植樹アドバイス、石がゴロゴロしている場所で30cm×30cmの穴を掘るのも容易ではありませんでしたが、皆さんは丁寧に植えてくれました。
当日は真夏日となり、熱中症を防ぐためにこまめな休憩と水分補給を呼びかけながらの植樹となりました。そんな中で、日光森林管理署の皆さんは、参加者の大変そうな状況を判断され、大変な穴掘りをスコップで進めてくれました。
12時を過ぎて、3.000本全て植えきれるか心配な状況でしたが、“最後の一本まで植え切ろう”というインストラクターの熱意に皆さんが応えてくれ、一生懸命に穴を掘りながら、「苗木を下さい!」という声があちこちから届きました。
終了予定の時間が近づき、植樹を終えている場所からマルチングをおこないました。10時開始から作業をしている参加者にもうひと頑張りお願いし、植樹会場に横一列に並んでいただき、バケツリレーで杉、ひのきの樹皮を苗木の周りに敷きました。樹皮を提供さてくれた大和木材の皆さんの苦労に思いを馳せながらマルチング作業をおこないました。
12時40分頃、植樹、マルチングが終了し、3.000本の苗木を植えきることができました。参加された皆さんからは笑顔がこぼれ、植え切った達成感を感じることができている様子でした。(報告者:清水 卓)
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