初夏の陽気の森作業、暑さなんぞなんのその!植樹祭準備が進む足尾・松木沢
昨日の足尾・松木沢の天気は、朝9時なのに気温17度、雨模様でした。スタッフが集合した頃には雨も上がり、気温はぐんぐんと上昇して初夏の陽気でした。松木沢の山々も雲がかかっていましたが、時間と共に青空に映えて、悠々とした姿を現しました。
森作業は、待ちに待った臼沢でのネット張り、4月に入ってからの降雪や大雨で、伸び伸びになってしまった作業でした。
鉄筋を差し込むパイプを背負子に背負い、臼沢の獣害多発地帯へ出発です。猛者と呼ばれるスタッフ達は、筆者の2倍以上のパイプを背負っています。日常普段の鍛錬が発揮されました。
汗が止めどなく流れ落ちる中、階段の途中で小さな紫色の花を見つけました。可憐なスミレにホッとしました。暑さを忘れさせてくれたスミレでした。
作業はとてもスムースに進めることが出来ました。背負いあげたパイプを配る人、それを2m間隔に立てる人、それを大ハンマーで打ち込む人、打ち込まれたパイプに鉄筋を差し込む人に分かれた作業。2時間ほどで61本(全体の半分)を仕上げました。
遅い昼食の後は、ネットの張り方をめぐって論議を深め、森びと広場に実際のネットを広げて、納得いくまで話し合いました。頭の中だけでなく現実に即して考えると、見えないところが見えてきます。その大切さを実感しました。
他の作業は、動かなくなってしまった軽トラを廃車にするために車運車に積み込んだ栁澤スタッフ。10数年間私たちの手足となってくれた軽トラとお別れしました。
積み込みの後は、松村(健)スタッフと「竹串」作りです。何に使うのかは、植樹祭で明らかになります。また、斎賀事務長は、年度の切り替えのゲート通行証や春の感謝デーで使用する「孤高のブナ保護」のための資材を搬入しました。
初夏の陽気の中で奮闘してくれたメンバーは、鎌田、松村(宗)、松村(健)、橋倉、小川、柳沢の各スタッフと濟賀事務長でした。松木の杜のスイセンは黄色い花が咲き乱れ、昨日の疲れを吹っ飛ばしてくれました。皆さん、お疲れさまでした。(報告・橋倉喜一)
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